外為市況=107円近辺での取引

2020/07/16 6:00:00

 15日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。
 日銀はこの日、前日から2日間開催された金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定。ただ、大方の予想通りだったためか失望感が広がった上に、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らがここ最近、景気の下振れリスクに関する発言を相次いでしていることから投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=106円60銭台まで円高・ドル安が進行。ただ、その後は新型コロナウイルスワクチン開発への期待が高まったことなどから、過度な円高・ドル安の流れは一服して概ね同107円近辺での取引となった。FRBはこの日公表した地区連銀景況報告(ベージュブック)で、コロナ感染拡大抑制に向けた制限措置の解除に伴い、ほぼ全地区で経済活動が7月初旬にかけて上向いたものの、コロナ禍前の水準をはるかに下回っており、見通しは引き続きかなり不透明との見解を示したが、相場の反応は鈍かった。

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