外為市況=EU合意を受け、106円台後半

2020/07/22 6:00:00

 21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半。
 欧州連合(EU)の首脳会議は21日、新型コロナウイルス危機対応の7500億ユーロの経済再建策について合意した。協議は難航し、17日から2日間の当初の日程を延長して5日目となる日本時間昼過ぎに決着。本来ならユーロを支援する材料となるが、合意は大方織り込まれていたほか、むしろ材料出尽くし感からユーロ売り・ドル買いが先行したことが、ドル円相場にも波及し、東京市場では107円台前半での推移となっていた。ただ、その後のニューヨーク市場では、EUが合意したことを受け、改めて市場心理が改善し、ユーロ買い・ドル売りが優勢となったことから、ドルは対円でも売られたため、106円台後半での推移となっている。

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