外為市況=米景気回復への期待感から、107円近辺

2020/08/14 6:00:00

 13日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。
 新型コロナウイルス追加経済対策をめぐるトランプ政権と議会の協議の難航が伝えられていることに加え、米国で通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)など中国企業5社の製品を利用する企業からの政府調達を禁止する規則が13日に施行されたことを受け、米中対立への懸念が広がり、リスク回避の円買いが優勢となったことから、一時は106円台後半を付けていた。ただ、その後は本日発表された米週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、21週間ぶりに100万件を下回ったことから、景気回復への期待感が強まったうえ、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は13日、米経済がV字回復する中で、失業率は今月にも1桁台に改善する見通しを示したことからドル買い・円売りが先行し、107円近辺での推移となっている。

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