外為市況=リスク回避姿勢が広がり、106円台半ば

2020/08/15 6:00:00

 週末14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台半ば。
 本日発表された7月の米小売売上高が3カ月連続の増加となったものの、市場予想を下回ったことに加え、アジア時間帯に発表された中国の経済市場も低調な内容となったことから、世界的な景気先行きに対する懸念が強まったほか、米中が15日に予定していた通商合意の履行状況を精査するための会合が延期となったことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となったため、円相場は106円台半ばでの推移となっている。また、追加の新型コロナウイルス経済対策をめぐるトランプ政権と議会の協議も難航していると伝わっていることも、リスク回避姿勢を強めているようだ。

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