外為市況=円は軟調、106円台前半

2020/08/20 6:00:00

 19日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円絡み。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を前に積極的な商いは見送られ、アジア・欧州取引は概ね105円台半ばで推移した。ニューヨーク取引時間帯に入った後は、米長期金利の上昇を手掛かりにドル買い・円売りが優勢となり、106円台前半まで円が弱含む展開となった。注目されたFOMC議事要旨では、金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性が検討されたことが明らかとなった。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴った景気減速からの回復については、かなりの先行き不透明感が存在するとの懸念が示された。ただ、サプライズ的な内容ではなく、ドル・円相場への影響は限定的に留まった。

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