外為市況=リスク回避姿勢が後退し、円売り先行

2020/08/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台前半。
 ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は24日、中国の劉鶴副首相との電話会談で米中通商合意「第1段階」を履行する決意を再確認。米中両国は新型コロナウイルスや香港問題などをめぐって対立が激化していたが、第1段階の履行が確認されたことで両国の一段の関係悪化が回避され、投資家のリスク回避姿勢が弱まったことから相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して売られる格好。この日発表された7月の米新築住宅販売件数が約13年半ぶり高水準を記録し、住宅市場の底堅さが改めて示されたことも円売り・ドル買いの流れを強め、1ドル=106円台前半まで円安・ドル高が進行する展開となった。

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