東京外為市況=安倍首相辞任の報で円は上昇

2020/08/28 17:00:00

 週末28日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=106円付近。
 米国の長期金利上昇を手掛かりにドル買い・円売りが優勢となり、東京市場は1ドル=106円台後半までドル高・円安に振れる展開。しかしその後、安倍首相が辞任の意向を固めたと報じられると、一転して円買いが膨らみ、106円台前半まで円が強含む格好となった。市場では「安倍首相の後任をめぐる思惑が交錯するものの、金融・財政政策に大きな変化はないとの見方が大勢で、市場の動揺は短期間に収まる」との指摘が聞かれた。

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