CFTC建玉報告:円/ドル、ユーロ/ドル(3月16日時点)

2021/03/22 17:19:28

 米商品先物取引委員会(CFTC)が3月19日に発表した建玉報告によると、16日時点のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)IMM通貨先物円(対ドル)相場の大口投機筋(非商業部門)のポジションは買越しから売越しに転じ、売越幅は3万9368枚となった。円/ドル相場の大口投機玉のポジションが売越しとなったのは、2020年3月3日(売越幅4万2324枚)以来、約1年ぶり。期間中に、投機筋は売り買い共にポジションを増やし、売りポジションをより多く増やしていた。  期間中の円(対ドル)は下落。総額1兆9000億ドル規模の米追加経済対策法はバイデン大統領の署名により、11日に成立。同法案には現金給付や失業給付上乗せの延長などが含まれており、景気回復を加速させるとの期待が台頭する中、安全資産とされる円を売ってドルを買う動きが強まった。ただ、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて市場の様子見姿勢も強まり、上げ幅は限られた。  期間中のユーロ(対ドル)は堅調。大口投機筋の買越幅は8万9976枚となり、前週比1万1988枚縮小。11日に開催されたECB理事会では、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)に関し、「次の四半期にかけて、PEPPの下での資産購入を今年の初めの数カ月と比べて、かなり速いペースで実施する」と声明文で表明され、欧州時間序盤に米長期金利が1.5%を下回りユーロ高ドル安が進行。ただ、米FOMCを控えるため市場の反応は鈍く、小幅な値動きに留まった。

関連ニュース(その他)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ