ロボアドバイザーの運用実績を比較!利回りは?どこが儲かってる?
資産を預けたらほったらかしておくだけで自動運用ができると話題のロボアドバイザー。
そうは言っても、自分の大切なお金をロボットに預けるのは少し不安ですよね。
ロボアドバイザーはサービスの種類も多いので、当たり外れがないか心配もあるのではないでしょうか。
そんな不安を解消するべく、以下3社のロボアドバイザーの運用実績を比較解説していきます。
・THEO+docomo
・FOLIO ROBO PRO
本記事を読み終わる頃には、各サービスの利回り、実際に儲かっているかどうかもわかり、利用サービスを安心して選ぶことができるようになります。
それでは早速本題に入っていきましょう。
ロボアドバイザーの実績はそのサービスを選ぶ大事な指標
せっかくロボアドバイザーをはじめてもお金が増えなければ意味がないですよね。
また、増えるのであればたくさん増やしたいもの。
しっかり稼げるロボアドバイザーを選ぶために、過去の実績を確認することはとても重要です。
ロボアドバイザーは手数料も大事な指標
ロボアドバイザーを選ぶ上で、実績と同じく重要なのが手数料です。
購入した投資商品で利益を出せても、手数料を差し引いた結果、マイナスになってしまったら意味がありません。
サービス利用料などは毎年かかるコストなので、なるべく料率の低いサービスを使うことが望ましいです。
ロボアドバイザーの手数料については、別の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
ロボアドバイザーの運用実績の比較一覧表
上表は主要ロボアドバイザー3社の運用実績をまとめたものです。
『FOLIO ROBO PRO』と他2社の実績比較は投資対象期間が統一されていないため、参考程度に捉えてください。
”利回り”に注目すると、どのサービスも利益が出ていることがわかります。
ちなみに、『ウェルスナビ』と『THEO+docomo』の利回りに範囲が設定されているのは、運用するポートフォリオによって結果が異なるからです。
ポートフォリオはサービス利用開始時に診断すれるリスク許容度とユーザの選択によって決まります。
3社の手数料は基本的には同じですが、運用資産額や期間など所定の条件を満たすことで受けられる割引サービスもあります。
詳しくは、前述の手数料に関する詳細記事をご確認ください。
ロボアドバイザーの運用実績を比較!各社利回りを公開
ここまでロボアドバイザーがしっかり利益を出せることを説明してきました。
各社の運用実績についてもう少し具体的にみていきましょう。
WealthNavi (ウェルスナビ)の運用実績
画像引用:ウェルスナビHP
上表は2016年1月から2021年5月までのリスク許容度別リターンを示したものです。
どのリスク許容度でも利益が出ています。
具体的には、約5年間の運用で”25.1~54.1%”のリターンを得られています。
『ウェルスナビ』の運用実績は別記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
WealthNavi (ウェルスナビ)の評判と口コミ
『ウェルスナビ』は2016年リリースのサービスのため、長期間運用した結果の投稿も多く見られます。
1年以上続けているユーザから評価額がマイナスになっている投稿がないことからも安定的に実績を出せていることがわかります。
ユーザもほったらかしで実績が出ている点に非常に満足しているようです。
『ウェルスナビ』の評判と口コミは別記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
THEO+ docomoの運用実績
上表は2016年3月から2021年4月まで、一番結果が良かったポートフォリオと悪かったポートフォリオの実績をまとめたものです。
『THEO+docomo』のポートフォリオは、値上がり益重視の”グロース”、安定性重視の”インカム”、インフレ対策の”インフレヘッジ”の3つの組み合わせで構成されています。
約5年間の合計リターンは、ポートフォリオAで”47.86%”、Bは”12.25%”です。
結果としては”グロース”比率の高いポートフォリオのパフォーマンスがよかったですが、それだけ損失を出すリスクもあったということです。
THEO+ docomoの評判と口コミ
『ウェルスナビ』と同様、比較的長期間で投稿しているユーザの声が多いです。
ほったらかしにしているユーザは基本的にサービスに満足しています。
一方、短期間の値動きに一喜一憂し、調子が悪い時には解約を検討しているユーザも散見されました。
『THEO+docomo』の評判と口コミも、別記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
FOLIO ROBO PROの運用実績
画像引用:FOLIO ROBO PRO HP
上表は2021年5月28日時点の、直近1ヶ月前〜サービス開始時に運用を開始した場合の実績です。
2020年1月にサービスリリースしてからの合計リターンは”27.13%”になっています。
『FOLIO ROBO PRO』は短期的なマーケット予測に基づいてポートフォリオをダイナミックに変えられるのが特長です。
実際に短期的な実績が一般的なロボアドやTOPIXより高いことがわかります。
また、『FOLIO ROBO PRO』は公式HPで毎月マンスリーレポートを掲載し、実績やポートフォリオの変更内容についても解説しています。
FOLIO ROBO PROの評判と口コミ
『FOLIO ROBO PRO』はサービス自体が新しいため、口コミの数も限られていますが、きちんと利益を出しています。
また、難しい相場の投資判断もユーザから信頼されているようです。
『FOLIO ROBO PRO』の評判と口コミも別記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ロボアドバイザーの運用実績を公開しているブログを紹介
公式サイトにも多くの情報が公開されていますが、一般の投資家もロボアドバイザーの運用実績を公開しており、多くを学ぶことができます。
個人のブログではよりリアルな実態を知ることが可能です。
タメになる投資ブログは非常に多いですが、その中でもオススメを”2つ”紹介します。
一億人の投資術ブログ
実際にロボアドバイザーを複数社利用した著者がユーザ目線で運用実績をレポートしています。
以下”4社”の運用実績や組み入れ銘柄、コストなどについても詳しく解説されています。
・THEO
・楽ラップ
・ON CONPASS
各社の公式HPを見るだけではわからないサービスの良さや注意点にまで切り込んでおり、かなり有益な情報が多いです。
URL:https://oneinvest.jp/robot-adviser-return/
元銀行員主婦小池ブログ
銀行に”8年間”の勤務経験があり、”FP1級”を保持する著者が『FOLIO ROBO PRO』の運用実績を、解説しています。
『FOLIO ROBO PRO』はサービス自体が比較的新しいこともあり、ブロガーも少ないですが、著者は月次の成績まで公開しています。
購入・リバランス・分配金などの取引履歴も掲載しているので、かなりリアルな運用状況の把握が可能です。
実際にサービスを始めた後、どのような運用がなされるのか気になるのであれば、本ブログはとても参考になります。
URL:https://banker-syufu.com/folio-robo-pro-zisseki-koukai/
ロボアドバイザーの運用実績からわかること
各社の運用実績について実際の数値や口コミを用いながら解説してきました。
実績を出せているユーザは、ロボアドバイザーの特長や投資の原則をきちんと理解して運用しています。
ロボアドバイザーの活用にあたり、抑えておくべきポイントをおさらいしておきましょう。
ロボアドバイザーは長期運用に向いている
投資は長期間続けることで資産形成することが基本です。
ロボアドバイザーもその点は変わりません。
一時的な資産評価額を気にするのではなく、ほったらかしにしておくほうがむしろ良いのです。
短期間で資産を大きく増やす目的での利用には向いていないので注意しましょう。
長期運用をしていく上で積立投資は大事
長期で資産を形成していく上で、積立投資を行うことは重要です。
積立投資を行うことで、以下のメリットを享受することができます。
・投資商品の購入平均額の安定化
世界経済の成長に伴い、投資商品の価値も高まる傾向にあるので、毎月少額でも積立を続けていれば、その恩恵をより受けやすくなります。
ロボアドバイザーは分散投資でリスクを軽減してくれる
ロボアドバイザーに任せることのメリットは分散投資を自動で行ってくれることです。
分散投資を行うことで、一つの投資商品価格が暴落しても、全体資産の下落を最小限に防ぐことができます。
個人では何にどのくらい分散すべきか判断が難しいですが、ロボアドバイザーの運用はきちんとした理論に基づいているので安心です。
ロボアドバイザーと投資信託の実績を比較!
ロボアドバイザーと一緒に検討されることが多いのが投資信託です。
一般の投資家が購入できる投資信託は、”約6000本”あります。(2021年6月22日時点)
”6000本”の中には損失が出ているものや、ロボアドバイザーより大きな利益が出ているものも含まれます。
ただし、この膨大な数の中から高いリターンを得られるものを選ぶことは容易ではありません。
その意味では、どのサービスやポートフォリオでも利益が出せているロボアドバイザーに運用を任せた方が確実です。
ロボアドバイザーは運用実績だけじゃない!各社サービスを徹底比較!
ロボアドバイザーの運用実績については十分ご理解いただけたと思います。
ですが、運用実績や手数料以外にも選定ポイントはたくさんあります。
たとえば、”最低投資可能金額”、”NISA対応有無”、”自動節税機能有無”などです。
ロボアドバイザーを提供する各社によってサービスは異なります。
独自のサービスやキャンペーンもありますので、自分の投資環境に適したものを探してみましょう。
各社サービスの比較については別記事でより詳細に解説していますのでよかったらご参照ください。
ロボアドバイザーの運用実績まとめ
ここまでロボアドバイザーの運用実績について詳細に解説してきました。
最後に重要なポイントをまとめていきます。
・『ウェルスナビ』、『THEO+docomo』、『FOLIO ROBO PRO』、どのサービスも利益を出している
・同じサービスでも運用するポートフォリオによって結果が大きく異なる
・ロボアドバイザーのユーザが運営しているブログにも有益な情報が多い
・長期運用・積立投資・分散投資の3つが成功の鍵
・投資信託は膨大な数から選ぶのがたいへんだが、ロボアドバイザーは理論に基づき自動で選定してくれるから安心
・運用実績や手数料も大事だが、最低投資金額やNISA対応有無など自分の投資環境に合うサービスを選ぶことが大事
最新の運用実績は日々変わりますので、自身でも情報収集・検討をしっかり行なった上で、納得できるサービスを選べると良いですね。