WealthNavi(ウェルスナビ)の正しい解約方法は?退会する理由ややめる前の注意点
「ウェルスナビの成績イマイチだからやめたいけど解約ってどうやるの?」
「そもそもみんなどういう理由でやめているんだろう」
サービスってはじめる時よりやめる時の方がいろいろ悩みますよね。
この記事を読むことで、以下2点についてバッチリ理解できるようになります!
・ウェルスナビの解約方法と注意点
・投資家がウェルスナビをやめる理由
それでは、早速本題に入っていきましょう。
ウェルスナビの正しい解約方法は?やめ方は2つ
『ウェルスナビ』を解約したいと思ったけど、やり方が分からない、なんてこともあると思います。
そこで、実際のやめ方を2つ紹介していきます。
・ウェルスナビの口座を解約する
・ウェルスナビから全額出金する
それぞれ詳しく解説していきます。
ウェルスナビの口座を解約する
『ウェルスナビ』用に開設した口座を解約することでサービスも解約することができます。
口座の解約は、『ウェルスナビ』にログイン後、”お問い合わせフォーム”から以下の内容を送ることで受付されます。
・登録氏名
・生年月日
・口座解約する旨
ただし、一度口座を解約してしまうと「再開したい」と思った時に1からやり直しになります。
「ウェルスナビはもう絶対に使わない」という強い意志がある場合のみ口座を解約するようにしましょう。
ウェルスナビから全額出金する
「投資は続けたいけど急にお金が必要になった」
「他の投資手法も少し試してみたい」
そんな時にオススメな方法が”全額出金”です。
厳密には解約ではありませんが、『ウェルスナビ』の口座から全額出金することで、自動運用をストップすることができます。
休止中は手数料等も一切かかりません。
『ウェルスナビ』を「再開したい」と思った時は、口座に入金するだけで自動運用を再開することができるので、面倒な再登録なども必要ありません。
ちなみに、再開するときは最初のように10万円用意する必要はなく、1万円からで大丈夫です。
ウェルスナビを解約する前の注意点
ここまで説明したとおり、『ウェルスナビ』の解約は比較的かんたんに行うことができます。
しかし、必要な手順を踏んでおかないと、
「解約ができない」
「引き落としがずっと続いている」
なんてことも。
以下の注意点をしっかり読んで、正しい手順で手続きを進めるようにしましょう。
個人登録情報の変更はないか
氏名や住所、振込口座など、登録情報が最新化されていないまま口座解約を申し込むと正しく受付されない可能性があるので注意しましょう。
事前に変更手続きを行っておくことで、解約手続きをスムーズに進めることができます。
自動積立を解除しておく
全額出金するだけで”自動運用”はストップするのですが、“自動積立”の設定は手動で解除する必要があります。
次回引き落とし日の”8営業日前”を過ぎると、引き落としが確定してしまうので、余裕を持って”自動積立”の設定も解除しておくようにしましょう。
引き落としされると、預かり資産に対する”手数料”が発生するため、その後に出金しようとしても元本が減ってしまうので要注意です。
web版の解除方法
Web版の”自動積立”解除方法は以下の4ステップで手続きできます。
①『ウェルスナビ』にログイン後、「積立」メニューを開く
②遷移した画面で「自動積立を変更する」ボタンを押す
③遷移した画面で「自動積立の設定を解除する」ボタンを押す
④遷移した画面で表示された内容に問題がなければ「解除する」ボタンを押す
「自動積立設定の解除を受け付けました」と表示されれば、解除完了です。
アプリ版の解除方法
アプリ版の”自動積立”解除方法は以下の2ステップで手続きできます。
①『ウェルスナビ』にログイン後、「積立」メニューを開く
②遷移した画面で「自動積立の設定を解除する」ボタンを押す(積立設定が複数ある場合は対象を選択)
「自動積立設定の解除を受け付けました」と表示されれば、解除完了です。
再開する可能性があるなら解約せず全額出金しよう
少しでも再開する可能性があるなら”全額出金”で”自動運用”をストップした方が良いです。
手間も少ない上に追加コストもかからず、再開時の手間も省けます。
ウェルスナビをなぜ解約する?投資家が退会する理由
そもそも『ウェルスナビ』という”おまかせ運用”の便利なサービスをなぜ解約する人がいるのでしょうか。
実際に投資家が『ウェルスナビ』をやめるに至った理由を解説していきます。
手数料が高い
画像引用:ウェルスナビHP
“手数料が高い”は主に投資経験者や投資の勉強に時間を割ける人の理由です。
毎年預かり資産の”約1.1%”の手数料を高いと感じてやめる人はやはり多いようです。
自力で運用すればかからない費用ですから、やっぱり自分で運用しようと決意するのも頷けます。
投資対象がロボアドである必要がなかった
『ウェルスナビ』が投資対象にしているのは最大で以下の7つの商品のみです。
・米国株(VTI)
・日欧株(VEA)
・新興国株(VWO)
・米国債券(AGG)
・金(GLD)
・不動産(IYR)
・物価連動債(TIP)
実は、これらの商品は『ウェルスナビ』でしか購入できないものではありません。
すべて投資家が自身で購入できるものなので、わざわざロボアドバイザーに運用を任せなくても良いと思ってやめる人もいます。
つまり、「自分自身で買い付けを行う方針に切り替えて投資しよう」と解約するのです。
たしかに自分で投資商品を購入するようにすれば、預かり資産にかかる手数料分も浮いて、より効率的に資産を運用できる可能性が高まります。
ただし、「何をいつどれだけ買うのか」という判断は自分自身で行う必要があるので、手数料が減ってもロボアドのパフォーマンスを越えられるとは限りません。
ウェルスナビは向いていなかった
ウェルスナビに向いていないと思うのは具体的に以下のような人です。
・資産価格の変動に一喜一憂してしまう人
・ロボアドバイザーより上手く運用できる自身のある人
・短期間でお金儲けをしたい人
短期間でのお金儲けは、株式市場のトレンド見極めやチャートの細かい分析など、高度なスキルが求められるため、実現は容易ではありません。
他のロボアドサービスの方が魅力的だった
ウェルスナビ以外のサービスに魅力を感じて乗り換えるケースもあります。
具体的に、ウェルスナビからの乗り換え先としては以下の2つのサービスが人気です。
THEO+docomo
画像引用:THEO+docomo HP
ロボアドバイザー『THEO』と『docomo』の提携サービスです。
『THEO+docomo』の魅力は以下3点が挙げられます。
・資産を預けるだけで毎月dポイントがもらえる
・docomo口座と連携することでワンクリックで入金できる
・dカードと連携することで自動でおつりの積立投資ができる
特にドコモ回線を使っている場合は、もらえるポイントが1.5倍になることもあって、ドコモユーザから非常に人気を集めています。
日常の買い物で使えるポイントがもらえるのはやっぱりお得感があって嬉しいですよね。
FOLIO ROBO PRO
画像引用:folio HP
株式会社FOLIOが提供する『FOLIO ROBO PRO』サービスです。
『FOLIO ROBO PRO』の魅力は以下3点が挙げられます。
・高度なAIが40種類以上のマーケットデータからリターン予測を行う
・市場が大きく動く場面でリバランスを行い、資産暴落を防いだり、短期的に利益を上げられる
・グローバルに分散投資することで、長期運用でも利益を上げられる
『FOLIO ROBO PRO』は、かなり投資パフォーマンスを重視したサービスです。
実際にコロナショックで株価が暴落する前に、株の比率を下げて債券の比率を上げることで、見事に資産暴落を回避しています。
それだけでなく、金融市場の回復が見込まれたタイミングでは、債券の比率を下げて株の比率を上げることで、株価上昇のトレンドにもしっかり乗れています。
ロボアドバイザーに任せていてもついつい資産価格の変動が気になってしまうなら、『FOLIO ROBO PRO』は心強い味方です。
ウェルスナビの解約・退会についてよくある質問
ここまできたら、『ウェルスナビ』の解約方法や投資家の解約理由について理解できたも同然です。
次は、投資家が解約、退会するにあたって疑問を持つことについて先回りして解説していきます。
ウェルスナビを解約する時に手数料はかかる?
『ウェルスナビ』の解約自体には手数料がかかりません。
ただし、解約を申し込みしてから解約が完了するまでは預かり資産に課せられる約1.1%の手数料は日々続きます。
解約の意図を固めたら、早めに”全額出金”もしくは”口座解約”を進めることをオススメします。
ウェルスナビを解約する時税金・確定申告はどうする?
『ウェルスナビ』の解約は、現在所有している投資商品をすべて売却することを意味します。
商品の売却によって利益を得られた場合は、使っている口座によって然るべき対応が必要となります。
特定口座(源泉徴収あり)で資産を運用している場合、特段手続きは不要です。
特定口座(源泉徴収なし)、一般口座で資産を運用している場合、確定申告が必要です。
利益が発生しているにも関わらず確定申告を怠った場合は、追加で税金を徴収されます。
最悪の場合、「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、または、その両方」という重いペナルティがあります。
特定口座(源泉徴収あり)以外で運用している場合は、かならず確定申告を実施しましょう。
ウェルスナビはどのタイミングで解約する?
『ウェルスナビ』の解約タイミングには注意が必要です。
解約を申し込んだ当日の夜にウェルスナビが投資商品をすべて売却するのですが、解約申し込み時の資産評価額と現金化後の資産額が大きく変動することがあります。
具体的には、当日株式市場に大きなインパクトを与える出来事(FRBの発言、雇用統計の発表など)がある場合です。
このような時に解約するのは非常にリスクが高いので、解約を決めたら”経済ニュース”や”投資系YouTuber”などの動向をチェックして、安全な時期に解約しましょう。
また、夜20時を過ぎてから解約申し込みをすると翌日の申し込み扱いとなり、資産価格の変動リスクが高まりますので、必ず20時までに申し込むようにしましょう。
リスクを抑える観点では、一度に”全額出金”するより、”一部出金”を何回かに分けて行う方法も有効です。
この方法なら「大暴落のタイミングで全額売却してしまった!」なんて悲劇も避けることができます。
ウェルスナビを解約する時は注意点をクリアしてから!
ここまで『ウェルスナビ』の解約方法や注意点を解説してきました。
最後に解約時の重要なポイントをおさらいしましょう。
・再開の可能性があるなら口座解約ではなく全額出金にする
・自動積立設定を忘れずに停止する
・適切な解約タイミングか見極める
よく考えずに『ウェルスナビ』を解約してしまうことがいちばんハイリスクです。
「なぜやめたいのか」、「なぜ今やめるのか」を自身でしっかり検討した上で決断するようにしましょう。