/アナリストの目

今週のNY金は米FOMCを挟み上下動、米FRBの利上げペースを巡る思惑主導に
12/16/2022 2:35:52 PM

 今週(12日〜16日)のNY金は上下動。
 米労働省が13日発表した11月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比7.1%上伸と10月の7.7%上伸から鈍化したため、インフレ圧力後退により、米連邦準備制度理事会(FRB)が現在の利上げペースを鈍化させるとの見通しが強まったことで、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金には割安感からの買いが入いが入り上伸した。
 

 その後、14日の米FOMC声明では、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%引き上げ、4.25-4.50%とした。ただ、米FOMC参加者の経済・金利見通しでは、インフレ率は来年末まで3%を下回ることはなく、少なくとも25年末までは米FRB目標の2%を上回って推移すると想定。米FOMC声明が発表された後の記者会見でパウエル議長が、インフレリスクは依然として継続しているとの認識を示し、タカ派姿勢を維持していることも、投資家の中・長期的な金利見通しを上向け、金利を生まない資産である金は週末に下落した。