今週のNY金は上下動、欧米中銀の金利動向を睨み2/3/2023 7:28:21 PM
今週(1月30日〜2月3日)のNY金は上下動。
米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)定例理事会を迎え、欧米の金利差が縮小するとの見通しから対ユーロでのドル安が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸。また、1日(日本時間2日4時)に米FOMC声明が発表され、FF金利の誘導目標の引き上げ幅が0.25%に留まったことや、米FOMC声明発表後のパウエル米FRB議長の記者会見の内容が予想外にハト派的と市場で受け止められたことで、NY金は一時急伸。2日には一時1トロイオンス=1975.2ドルの高値をつけ、約9か月ぶりの高値圏に浮上した。しかし、2日のECB定例理事会での利上げ幅が予想通りに0.5%になったことや、同日にとイングランド銀行(英中央銀行)が共に0.5%の利上げを実施したものの先進国でのインフレはピークに達した可能性があるとハト派的な基調を示したことで、外国為替市場では対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は利益確定の売りが入り急反落した。
2月米FOMCでは大方の予想通り0.25%の利上げが決定され、政策金利となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は4.50〜4.75%となった。 パウエル米FRB議長は、米FOMC後の記者会見において、インフレ抑制に向けた取り組みの進展は「喜ばしい」としたことが、市場へハト派的な印象を与えた。ただ、インフレ抑制に向けた取り組みを進める中、米FRBがどこで利上げを停止するかはわからないと表明。ターミナルレート(利上げの最終的な到達点)が5.1%を超える可能性もあるとの見方を示した。米FRBは当面、0.25%の利上げを続けると市場から考えられている。
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