/アナリストの目

6月23日NY金急落で短期上昇トレンド下抜けし調整局面入りか?
6/24/2011 2:05:13 PM

23日のNY市場では前日比32.9ドル安の1520.50ドルで終了した。
急落である。
前日までの動きはギリシャのソブリンリスクから買われ、6月6日につけた戻り高値1555ドルを上回る1559.3ドルまで上昇したことで市場では5月2日の最高値1577.4ドルを伺う展開を予想する見方も出てきたところでの突然の急落となった。
相場の世界では前日までの堅調な展開から一転、大幅下落してそれまでの流れが変わることがよくある。
今日の32.9ドルの急落で今までの上昇トレンドが変わる可能性が高まったとみている。
前回の記事(6月8日)ではサイクルからみた金の予想を載せたが、サイクルからみれば金市場は本格的な調整局面入りした可能性が高い。

≪下記グラフを参照≫
安値→高値→安値のひと山を6ヶ月かけて形成しているのがハッキリしているが、6ヶ月サイクルの中で5ヶ月間の上昇トレンドが存在し、5ヶ月目にトレンドが崩れるケースが見て取れる。

NYの過去2回のトレンドを切ったときの動きを見ていただきたい。
上昇していた相場がたった一日の急落(長い陰線)でトレンドを下抜けている。
下抜けしたところが、調整局面のスタートとなっている。
今日の32.9ドルの急落で5ヶ月の上昇トレンドを下抜けした。まさに今までの動きと同じである。
これから約1ヶ月の調整安局面に入る可能性が出てきた。

下げ幅に関しては過去の動きからすると、トレンドが下抜ける直近の高値からみて106.8ドル、116.7ドルの下落となっている。100~110ドル位の下げと見れば今回の直近の高値1559.3−100~110=1459〜1449ドル辺りと予想することが出来よう。
また、長期上昇トレンドラインが1ヵ月後の7月末を通る値段は1450ドル近辺であり、過去においてこの長期上昇トレンドまで下落すると底値となっていることを考えると、だいたい下値目標値が一致する。
東京金にも全く同じことが言える。下値目標は1ヵ月後の7月末に長期トレンドラインが交差する3700円となる。

NY金が1450ドル、東京金が3700円に向かい下落するとすれば、為替は79.36円になる必要がある。(1450ドル÷79.36円×31.1035g=3699円)
NY金が下落しても為替が円安方向へ振れれば3700円までの下落は避けられるかもしれないが、先のFOMCで米国の追加金融緩和策について明確な言及がなかったことで主要通貨に対してドル高に進んだにも係わらず円は81円をつける勢いが無く、ギリシャ問題の不透明感も根強く残っていることや夏場に円高方向に振れやすいという季節的特徴もあることから、79円台に向かうこともあり得るだろう。

7月末に向け調整局面入りしたとすれば、ここ一ヶ月は戻り売りが有利な展開と予想している。

この調整局面が終了する時(7月末?)、今年最後の絶好の買い場所が到来するであろう。