金市況・ニュース
- 9日のNY金は小幅反発、パウエル議長の発言で売られるも押し目買いが入る展開7月10日 07:459日のNY金(COMEX金)は反発。NY金先物中心限月8月限は前日比4.4ドル高の2367.9ドル。この日も主要な米経済指標がない中、取引序盤は押し目買いが入る展開。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は9日に行われた上院銀行委員会において金融政策報告に関する議会証言で、インフレ率の低下に向けた緩やかな前進を示していると述べ、今後もインフレ率の低下を示す指標が続けば利下げを始めることができると示唆したが、利下げの時期は明言しなかった。これを受けて、米長期金利が上昇しドル高に振れたことから金の売りが入り、一時2356ドルまで売られる場面があった。しかし、米国3年債の入札結果が好調だったことを受け、米長期金利が低下したことから押し目を拾われて、プラスサイドに入る展開となった。
- 8日のNY金は大幅下落、ドル安が一服したことから利益確定売りが入り軟調な展開7月9日 07:388日のNY金(COMEX金)は反落。NY金先物中心限月8月限は前営業日比34.2ドル安の2363.5ドル。この日は主要な米経済指標がない中、外国為替市場ではここ最近によるドル指数の下落が一服したことやイスラエルとハマスの停戦協議を控えたことなどから、先週の大幅な上昇に対する利益確定の売りが入った。また、中国人民銀行が金準備の積み増しを5月に続いて6月も行わなかったことが、7日発表の公式データで分かったことも金の下げ要因となった。
- 5日のNY金は大幅続伸、米雇用統計の結果を受けて米長期金利の低下やドル安を背景に買い優勢の展開7月8日 07:385日のNY金(COMEX金)は続伸。NY金先物中心限月8月限は前日比28.3ドル高の2397.7ドル。米労働省が5日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比20万6000人増と、事前予想の19万人増を上回った。しかし、5月の非農業部門雇用者数は27万2000人増から21万8000人増に、4月分は16万5000人増から10万8000人増にそれぞれ下方修正され、両月の雇用者数は計11万1000人減少した。また、失業率は前月の4.0%から4.1%に上昇し、2021年11月以来の高水準となった。これを受けて、米利下げ観測の高まりから米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の買いが先行した。また、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が高まり、上げ幅を拡大する展開となった。
- 4日のNY金は休場、独立記念日による祝日のため7月5日 07:294日のNY金(COMEX金)は独立記念日による祝日のため休場となります。
- 3日の金ETFは増加、現物保有量は834.81トン7月4日 08:37ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、3日時点で前日比1.44トン増の834.81トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は3日現在、2023年12月末と比べ44.3トン減少している。 - 3日のNY金は大幅反発、米経済指標の結果を受けて米長期金利下落を背景に買い優勢の展開7月4日 07:413日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前日比36.0ドル高の2369.4ドル。
企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が3日発表した6月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は15万人増加し、事前予想の16万5000人増を下回った。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が高まり、金の買いが先行した。また、米供給管理協会(ISM)が3日に発表した6月の非製造業総合指数は48.8と、5月の53.8から低下し、景気拡大・縮小の分岐点となる50を下回り、2020年5月以来の低水準となったことを受け、9月の米利下げ観測が強まったことから米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の買いが入り上げ幅を拡大する展開となった。 - 2日のNY金は小幅続落、パウエル議長の発言で上昇も、米雇用動態調査の結果を受けて戻り売りが入る展開7月3日 07:382日のNY金(COMEX金)は続落。NY金先物中心限月8月限は前日比5.5ドル安の2333.4ドル。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、ポルトガルのシントラで開かれた欧州中央銀行(ECB)主催のフォーラムでパネル討論会に参加し、最新の経済データはインフレが再び鈍化傾向をたどっていることを示唆していると指摘した。これを受けて、米長期金利が下落し金利を生まない資産である金の買いが入り、一時2346.1ドルまで上昇した。しかし、その後米労働省が2日に発表した5月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が22万1000件増と、過去2カ月の大幅な減少から増加に転じたことを受け、戻り局面で一転して売りが入り、上げ幅を縮小してマイナスサイドに入る展開となった。
- 1日の金ETFは減少、現物保有量は827.61トン7月2日 08:35ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、1日時点で前日比1.44トン減の827.61トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は1日現在、2023年12月末と比べ51.5トン減少している。 - 1日のNY金は小幅反落、米長期金利の上昇を受けて戻り売りが入る展開7月2日 07:361日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月8月限は前営業日比0.7ドル安の2338.9ドル。
仏下院選挙で極右政党の国民連合が首位となったが、絶対多数を獲得できず、過度の仏政局不安が和らぎユーロ高ドル安に振れたことから、ドル建てで取引される商品の割安感が強まり金の買いが先行し、一時2348.8ドルまで上昇する場面があった。しかし、その後は米長期金利が上昇したことで金利を生まない資産である金の魅力が弱まり、上げ幅を縮小してマイナスサイドに入る展開となった。 - 28日のNY金は小幅続伸、米PCEコアデフレーターの結果を受け買い優勢も上値の重い展開7月1日 07:3728日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月8月限は前日比3.0ドル高の2339.6ドル。
米商務省が28日発表した5月のPCEコアデフレーターは前年比2.6%増まで鈍化し、2021年3月以来の低水準となった。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が強まり金の買いが先行した。ただ、月末・四半期末で金融市場全体の動意は鈍く、金相場の上値は重かった。 - 26日のNY金は続落、ドル高や米長期金利の上昇を背景に売り優勢の展開6月27日 07:2226日のNY金(COMEX金)は続落。
NY金先物中心限月8月限は前日比17.6ドル安の2313.2ドル。
この日は外国為替市場ではドル指数が上昇。ドル建てで取引される商品の割高感が強まり金の売りが先行した。また、米長期金利が引けにかけて上昇したことから下げ幅を拡大する展開となった。 - 25日のNY金は反落、米消費者信頼感指数の結果を受けてドル高を背景に売り優勢の展開6月26日 07:3125日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前日比13.6ドル安の2330.8ドル。
米国の民間調査会社コンファレンス・ボード(CB)が25日発表した6月の米消費者信頼感指数は100.4と、事前予想の100.0を上回った。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が上昇。ドル建てで取引される商品の割高感が強まり金の売りが先行した。 - 24日のNY金は反発、ドル安を背景に買い優勢の展開6月25日 07:3224日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前営業日比13.2ドル高の2344.4ドル。
この日は主要な経済指標がない中、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が強まり金の買いが先行した。また、イスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルとの緊張感が高まっていることも金の下支え要因となった。 - 21日の金ETFは減少、現物保有量は831.93トン6月24日 08:31ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、21日時点で前日比1.72トン減の831.93トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は21日現在、2023年12月末と比べ47.18トン減少している。 - 21日のNY金は大幅反落、米経済指標の結果を受けてドル高を背景に売り優勢の展開6月24日 07:3221日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月8月限は前日比37.8ドル安の2331.2ドル。
米S&Pグローバルが21日発表した6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.6と、2022年4月以来2年2か月ぶりの高水準となった。これを受けて、外国為替市場ではドル指数が上昇。ドル建てで取引される商品の割高感が強まり金の売りが先行した。さらに、引けにかけて一段安となり、前日の上げ幅以上の下落となる展開となった。 - 20日の金ETFは増加、現物保有量は833.65トン6月21日 08:24ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、20日時点で前日比8.34トン増の833.65トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は20日現在、2023年12月末と比べ45.46トン減少している。 - 20日のNY金は大幅続伸、米経済指標の悪化や地政学的リスクの高まりを背景に買い優勢の展開6月21日 07:3420日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月8月限は前日比22.1ドル高の2369.0ドル。
米商務省が20日発表した5月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.2%減の98万2000戸と、昨年10月以来の水準に落ち込んだ。また、5月の全体の着工件数は5.5%減少し、2020年6月以来の低水準となった。これを受けて、米景気減速の懸念が強まり、米利下げの前倒しが高まりだしていることから金の買いが入った。さらにレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍の全面戦争が始まる可能性が高いことも金価格上昇への支援要因となった。 - 19日のNY金は休場、ジューンティーンス(奴隷解放記念日)による祝日のため6月20日 07:2819日のNY金(COMEX金)はジューンティーンス(奴隷解放記念日)による祝日のため休場となります。
- 18日のNY金は反発、米小売売上高の結果を受けて押し目買いが入る展開6月19日 07:3318日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月8月限は前日比17.9ドル高の2346.9ドル。
米商務省が18日発表した5月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.1%増と、市場予想の0.3%増を下回った。また、4月分は前回発表の横ばいから0.2%減に下方修正された。これを受けて、9月の利下げ観測が高まり、米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の買いが先行した。また、外国為替市場ではドル指数が下落しドル建てで取引される商品の割安感が強まり上げ幅を拡大する展開となった。 - 17日のNY金は大幅反落、ニューヨーク連銀製造業景気指数の結果を受けて売り優勢の展開6月18日 07:3517日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月8月限は前営業日比20.1ドル安の2329.0ドル。
ニューヨーク連銀が17日に発表した6月のニューヨーク州製造業景気指数はマイナス6.0と前月のマイナス15.6から持ち直し、市場予想のマイナス10を上回った。これを受けて利下げ期待感が後退し、金の売りが優勢となる展開となった。
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