金市況・ニュース
- 貴金属市況=金と白金が共に上伸5月31日 15:2431日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は堅調。米長期金利の下落をみた買いに支えられ、上伸して取引を終えた。好調な米経済指標を受け、投資家のインフレ懸念が強まった。ただ、昨年度の経済指標がコロナ禍により低下した反動により物価指数が上昇する「ベース効果」によるものであり、現在のインフレ上昇は一時的との米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長をはじめとする米FRB高官らの見解が市場に浸透する中で上値は限られた。
白金標準は上伸。調整主導の動きの中、海外高をみた買いが入り、堅調に大引けた。 - CFTC建玉報告:円/ドル(5月25日時点)5月31日 13:00期間中の円(対ドル)は堅調。米シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は25日、米国の巨額財政支出がインフレ高進を招くと警鐘を鳴らすサマーズ元財務長官の主張に「インフレ(加速)の正確な仕組みや深刻さを説明していない」と反論。米金融緩和策の変更が必要なリスクはないと明言した。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による資産購入の段階的縮小(テーパリング)懸念が後退すると共に、米長期金利が下落したことで、対主要国通貨でのドル安が進行。外国為替市場での円高ドル安が進行した。
- CFTC建玉報告:NY金(5月25日時点)5月31日 12:58期間中のNY金は上伸。米連邦準備制度理事会(FRB)が19日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、一部の参加者は景気回復の急速な進展が続くことを前提に、金融政策の変更を検討し始める準備が整っているとの立場を示唆。緩和縮小懸念が強まったことから金相場は一時下落した。
しかし、中国人民銀行(中央銀行)や銀行保険監督管理委員会など関連当局で構成される中国政府の金融安定発展委員会は21日、ビットコインの「マイニング(採掘)」や取引を取り締まる方針を公表。これを受け、代表的な暗号資産ビットコインが急落すると、暗号資産の高騰場面で売られた金へと投資資金が回帰した。
また、複数の連米FRB当局者らが緩和的な金融政策を当面は維持する姿勢を示したことを受け、市場予想より早い時期に量的緩和の縮小、もしくは利上げが示唆されるとの観測が後退したことも、金相場の下支え材料となった。米シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は25日、米国の巨額財政支出がインフレ高進を招くと警鐘を鳴らすサマーズ元財務長官の主張に「インフレ(加速)の正確な仕組みや深刻さを説明していない」と反論。米金融緩和策の変更が必要なリスクはないと明言している。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6720円〜6740円5月31日 09:08金標準は堅調。海外高を映した買いが入り堅調に推移。欧米中央銀行の金融緩和策の継続見通しや、米長期金利の指標である10年物米国債利回りの低下などが支援材料視された。ただ、31日は米メモリアルデー(戦没者追悼の日)の祝日のため全般的に様子見姿勢も強く、買い一巡後はもち合う動きが見込まれる。
金標準 4月限 6730円 +49 ドル円 109.92円 (09:07) - 28日のNY金は反発5月31日 08:25今朝のNY金は1900ドル台の取引。
28日のNY金は反発。朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が約12年半ぶりの大きさとなったが、市場では「インフレ上昇は一時的」との見方が広がり、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが低下し、金利を生まない資産である金には強材料となった。また、米長期金利の低下を背景にドルが対ユーロで下落したことによる割安感からも買われた。 - 金ETFが減少5月31日 07:53ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月28日現在で前日比0.87トン減少の1043.21トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月28日現在、昨年12月末と比べ127.53トン減少。 - 貴金属市況=金は上伸、白金は下落5月28日 15:3128日の大阪取引所の貴金属市場は、金が上伸、白金は下落。
金標準は堅調。円安をみた買いが入り上伸した後は、米長期金利の上昇が圧迫材料となったことや週末要因からの売りに押され、上げ幅を縮小したものの、プラス圏で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策の早期縮小観測が後退したことで基調は強く、目先は底固い値動きが見込まれる。
白金標準は下落。南アフリカ共和国の鉱山生産高の回復により白金の供給量が増加するとの観測や、自動車触媒需要の減少懸念が相場の上値を圧迫した。 - 香港経由の中国金輸入:2021年4月の金純輸入が2カ月連続で大幅増、約3年ぶりの高水準5月28日 11:40香港政府統計局が5月27日発表した統計によると、2021年4月に香港経由で中国が輸入した金の純輸入量は52.821トンと前月の16.545トンを大幅に上回り、月間ベースとしては2018年6月(80.867トン)以来、約3年ぶりの高水準を記録。
世界最大の金消費国である中国の需要が昨年の新型コロナウイルスのパンデミックの低迷から力強い回復を示した。これはパンデミックの規制により、香港経由の輸入が少なくとも2011年以来初めて輸出を下回った昨年の同時期とはまったく対照的な結果となった。
ストーンXのアナリスト、ローナ・オコンネル氏は「中国の旧正月以来、需要は堅調であり、香港を通じた供給の増加は、特に中国人民銀行(中央銀行)が輸入割当を発表したことから驚くことではない」と述べた。また「昨年の新型コロナウイルスの問題に続いて、国内のインフレへの懸念とともに、国内では繰延需要が多くあるため、引き続き強い流れが実現可能だろう」と付け加えた。
ロイター通信は3月、「中国が国内と国際銀行に対して大規模な金輸入を許可した」と報じた。MKSのグレーターチャイナのバーナード・シン氏は「実際の輸入量は予想の範囲内であり、銀行は4月に輸入割当を利用している」と述べた。
中国は世界最大の金消費国だが、金貿易にかかわる公式なデータを発表していない。そのため、香港政府統計局の数字が、中国本土への金の流れを把握するための代替指標となる。ただ、中国は上海や北京を通しても金を輸入しているため、中国の金輸入の全体像は捉えていない可能性もある。 - 金ETFの増加傾向が継続、2カ月ぶりの高水準5月28日 10:44ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年5月27日現在で前週比6.99トン増加の1044.08トン。
5月21日に前日比5.83トン増加、24日に同3.20トン増加し1046.12トンと、3月22日(1051.78トン)以来2カ月ぶりの高水準となった。ただ、26日には同2.04トン減少と5月19日以来1週間ぶりに減少。
複数の米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が緩和的な金融政策を当面は維持する姿勢を示したことを受け、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが低下したことが、金利を生まない資産である金の支援材料となった。
また、25日発表の弱い米経済指標と米長期金利の低下がドル売り材料。一方、欧州では新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖の緩和を背景に景気回復期待が強まっていることや、良好なドイツの景況指数がユーロ買い材料となり、ドル安・ユーロ高が進行。主要6通貨で構成されるドル指数が5月25日に一時89.535と、1月7日(89.321)以来4カ月半ぶりの安値を付けたことも支援材料となった。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6690円〜6710円5月28日 09:16金標準は堅調。時間外の電子取引でNY金が上伸したことや円安をみた買いが入り、堅調に推移している。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策の早期縮小観測が後退していることも支援材料となり、目先は底固い値動きが見込まれる。
金標準 4月限 6703円 +30 ドル円 109.89円 (09:13) - 27日のNY金は反落5月28日 08:19今朝のNY金は1900ドルを挟んでの取引。
27日のNY金は4営業日ぶりに反落。朝方発表された米週間新規失業保険申請件数が新型コロナウイルス感染拡大以降の最低水準を4週連続で更新し、雇用改善の継続が確認された。米長期金利の指標である10年物米国債が上昇したうえ、対ユーロでドルが上昇したことから、売りが優勢となった。ただ、午後には買い戻しがみられたことで、下げ幅は抑えられた。 - 貴金属市況=金は堅調、白金は下落5月27日 15:3027日の大阪取引所の貴金属市場は、金が堅調、白金は下落。
金標準は堅調。対ユーロでのドル高を眺め、時間外の電子取引でドル建てニューヨーク金が割高感からの売りが入り下落。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らが金融緩和策に支持を表明したことから、米長期金利の指標となる10年債利回りが下落。金利を生まない金を買う動きも強まり、売り買い交錯する荒い値動きとなったが、引け際に値を引き締め、堅調に取引を終えた。
白金標準は下落。海外安をみた売りに圧迫され、軒並み下落して取引を終えた。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6640円〜6670円5月27日 09:07金標準は堅調。米長期金利の上昇や対主要国通貨でのドル高を眺め、ドル建てNY金が下落した流れを映した売りと、円安をみた買いが交錯する中、小幅高で推移。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和姿勢を維持するとの見方に下支えられた。
金標準 4月限 6654円 +1 ドル円 109.12円 (09:06) - 26日のNY金、清算値確定後に値を消す5月27日 08:26今朝のNY金は1890ドル台後半での取引。
26日のNY金は朝方、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のハト派的な発言を背景にした米長期金利の低下などによる買いが活発化。中心限月の期近6月限は一時、前日比15.30ドル高の1913.30ドルの高値を付けた。しかし、為替のドル高・ユーロ安による割高感からの売りや、買い方の利益確定売りに押される展開となり、清算値(終値)後には同7.30ドル安の1890.70ドルまで下落した。 - 金ETF、1週間ぶりの減少5月27日 07:54ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月26日現在で前日比2.04トン減少の1044.08トンと、5月19日以来1週間ぶりの減少。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月26日現在、昨年12月末と比べ126.66トン減少。 - 貴金属市況=金と白金は共に急伸5月26日 15:2926日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に急伸。
金標準は上伸。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らが現行の金融緩和策に対し支持を表明したことから、米長期金利の指標となる10年物米国債利回りが1.55%付近に低下したことや、対主要国通貨でのドル安を受けてドル建てNY金が急伸した流れを映し、国内市場も上伸した。
白金標準は上伸。ドル建てNY白金が上昇したことや、金の上伸になびいた買いが入り、堅調に取引を終えた。 - NY金、1900ドルの節目を突破5月26日 13:445月26日ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のハト派的な発言を背景にした米長期金利の低下や為替のドル安で買われ続伸。中心限月の期近6月限はアジア時間帯での取引で一時1908.40ドル(日本時間26日13時30分現在)と、中心限月の継続足で1月8日(1915.20ドル)以来4カ月半ぶりの高値を付け、1900ドルの節目を突破した。
米FRBのクラリダ副議長やブレイナード理事、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁、セントルイス地区連銀のブラード総裁などがインフレ率の上昇について、「一過性の影響」「一時的な見方を維持している」などと発言し、現行の量的緩和策は維持されるとの考えを表明。また、25日発表された5月の米消費者景気信頼感指数と4月の米新築住宅販売件数が市場予想を下回った。
25日のニューヨーク金融・債券市場では、米FRB当局者のハト派的発言や弱い米経済指標を受けて、早期の金融緩和縮小懸念が後退。米長期金利の指標となる10年物米国債利回りが一時1.5540%と、5月7日以来約3週間ぶりの低水準に下落。金利を生まない資産である金には強材料となった。
また、25日の外国為替市場では米長期金利の低下がドル売り材料。一方、欧州では新型コロナウイルスの感染による都市封鎖の緩和で景気回復への期待が強まっていることや、ドイツの景況指数の上昇がユーロ買い材料となり、ドルは対ユーロで一時1ユーロ=1.2266ドルと、1月8日(1.2283ドル)以来4カ月半ぶりのドル安・ユーロ高水準に下落。
NY金は1900ドルの節目を突破したことで、次の上値目標は中心限月の継続足で1月6日に付けた年初来高値1962.50ドルになることが予想される。今後発表される米経済指標が米FRBの当局者のハト派姿勢を強める結果となれば、早期に同高値を試しに行く相場展開になるだろう。 - 金標準は上伸、日中予想価格帯は6630円〜6660円5月26日 09:02金標準は上伸。米長期金利の下落や対主要国通貨でのドル安を背景とした海外高を受け、堅調に推移。米シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は25日、米国の巨額財政支出がインフレ高進を招くと警鐘を鳴らすサマーズ元財務長官の主張に反論。米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが繰り返してきたインフレ率上昇は一時的との見方が市場に浸透してきたことを背景に、米長期金利の指標となる10年物米国債利回りが下落。また、対主要国通貨でのドル安が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。
金標準 4月限 6639円 +77 ドル円 108.81円 (09:02) - 25日のNY金は続伸、1900ドルの節目を突破5月26日 08:27今朝のNY金は1900ドルを挟んでの取引。
25日のNY金は続伸。朝方発表された米経済指標が市場予想を下回ったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が現行の金融緩和策に対し支持を表明したことを受け、米金融緩和が長期化するとの見方が広がり、米長期金利の指標となる10年物米国債利回りが1.55%付近に低下。また、外国為替市場では米長期金利の低下を背景にドルが対ユーロで1月初旬以来の安値に下落した。
中心限月の期近6月限は米長期金利の低下と為替のドル安で買い進まれ、一時は前日比16.70ドル高の1901.20ドルと、中心限月の継続足としては1月8日(1915.20ドル)以来4カ月半ぶりの高値を付け、1900ドルの節目を突破した。 - 貴金属市況=金は下落、白金は上伸5月25日 15:1625日の大阪取引所の貴金属市場は、金は下落、白金は上伸。
金標準は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らの発言を受け、米国のインフレ懸念が後退。インフレヘッジとして買われていた金は下落した。米FRBが慎重な金融政策を維持するかどうかが市場では注目されており、目先は要人発言や米経済指標を眺めながらの上下動が見込まれる。
白金は上伸。昨日の下落に対する調整の買い戻しや、好調な米経済指標を眺めた買いに支えられ、上伸して取引を終えた。
※ 当社提供のs情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。