金市況・ニュース
- 貴金属市況=金と白金が共に上伸7月2日 15:13大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は堅調。米雇用統計の発表を2日(日本時間同日21時30分)に控えて様子見姿勢が強まる中、月末の下落に対する買戻しや米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和の縮小時期を巡る思惑から買いが入り、上伸して取引を終えた。企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが30日に発表した6月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が69万2000人増と市場予想を上回ったことで、米景気回復への期待感が高まったことで、安全資産としての金の上値は限られた。
白金標準は堅調。世界的な景気回復への期待感を背景に値を伸ばした。 - 貴金属市況=金と白金が共に上伸7月1日 15:291日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は上伸。海外高や円安をみた買いが入り、軒並み上伸して取引を終えた。昨日の下落に対する買い戻しが入った他、新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大への懸念から安全資産として買いが入ったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和の縮小を巡る思惑から米長期金利の指標となる米10年債利回りの上値が重いことも、金利を生まない資産である金への支援材料となった。
白金標準は堅調。円安をみた買いや金の上伸になびいた買いが入り、プラス圏で取引を終えた。 - 金標準は上伸、日中予想価格帯は6290円〜6320円7月1日 09:10金標準は上伸。外国為替市場では、新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大を巡る懸念や、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き上げの道筋に対する思惑を背景に、円安ドル高が進行。円安をみた買いや、海外高を映した買いが入り、国内市場は堅調に推移している。
金標準 6月限 6310円 +67 ドル円 111.09円 (09:10) - 30日のNY金は反発7月1日 08:47今朝のNY金は1760ドル台後半での取引。
30日のNY金は反発。為替のドル高・ユーロ安が進行したものの、米長期金利の指標である10年物米国債利回りの低下が金利を生まない資産である金には支援材料となった。
また、2021年6月の中心限月の期近8月限は前月末比7.02%安と、中心限月の月間ベースとしては2016年11月(8.03%安)以来、約4年ぶりの下落率となった。 - 貴金属市況=金と白金が共に下落6月30日 15:2130日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は下落。海外安を映した売りが入り、大幅下落。7月2日に発表を予定される6月の米雇用統計を控え、非農業部門雇用者数の増加予想が強まったことが圧迫材料。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和の縮小(テーパリング)への懸念が相場の上値を押さえており、警戒感から売り圧力が強まった。
白金標準は下落。新型コロナウイルス再感染や半導体不足による自動車生産台数の減少にともなう自動車触媒需要の減少懸念が相場の上値を圧迫した。 - 金標準は下落、日中予想価格帯は6240円〜6270円6月30日 09:11金標準は下落。7月2日に6月の米雇用統計の発表を控え、非農業部門雇用者数の増加予想が強まったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派的な姿勢を強める可能性があるとの見方や月末要因から金を売る動きが強まった。
金標準 6月限 6258円 -58 ドル円 110.51円 (09:10) - 29日のNY金は反落6月30日 08:21今朝のNY金は1760ドル台での取引。
29日のNY金は3営業日ぶりに反落。朝方は米長期金利の上昇などを背景にドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金は割高感から売られた。また、市場の一部で7月2日に発表される6月の米雇用統計が強い内容になるとの見方も弱材料となった。
中心限月の期近8月限は一時、前日比30.60ドル(1.7%)安の1750.10ドルと、4月15日(1734.40ドル)以来約2カ月半ぶりの安値を付けた。ただ、安値を付けた後は、ドルが対ユーロで軟化したことで買われ、下げ幅を縮小した。 - 貴金属市況=金と白金が共に下落6月29日 15:5129日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は下落。海外安を映した売りに圧迫され、軟調に取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言による早期の量的緩和の縮小と利上げ観測が圧迫材料。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大により、アジアやオーストラリアの一部で規制強化が始まっており、安全資産としての金には支援材料となったことで下げ幅は限られた。
白金標準は下落。アジアや欧州での新型コロナウイルス感染者数の増加が重しとなった。 - 2021年5月の香港経由の中国金輸入、前月比59%の大幅減少6月29日 10:47香港政府統計局が6月28日発表した統計によると、2021年5月に香港経由で中国が輸入した金の純輸入量は21.78トンと、約3年ぶりの高水準を記録した前月の52.821トンに比べ59%の大幅減少となった。新型コロナウイルスの感染拡大による新たな規制で、貴金属の需要が低迷したことが減少要因。
MKSのグレーターチャイナ地域ディレクターであるバーナード・シン氏は、中国国内で金の最大消費地の1つである広州が新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖されており、金の輸入に影響を及ぼしていると述べた。
5月下旬以降の感染性の高いコロナウイルス株の発生により、娯楽施設や市場を閉鎖する一方で、特定の地域に封鎖を課すようになった。
また、中国の銀行規制当局である中国銀行保険規制委員会が、商品先物に関連する投資商品の小売バイヤーへの販売を停止するよう貸し手に求めた後、銀行からの需要も減少したとシン氏は付け加えた。
中国は世界最大の金消費国だが、金貿易にかかわる公式なデータを発表していない。そのため、香港政府統計局の数字が、中国本土への金の流れを把握するための代替指標となる。ただ、中国は上海や北京を通しても金を輸入しているため、中国の金輸入の全体像は捉えていない可能性もある。 - 金標準は下落、日中予想価格帯は6300円〜6350円6月29日 09:15金標準は下落。28日のNY金は小幅続伸となったものの、今朝の取引では売りがやや優勢となり下落していることが弱材料。デルタ株による新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感があるものの、最近の米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言による早期の量的緩和の縮小と利上げ観測が圧迫材料となっている。
金標準 6月限 6322円 -25円 ドル円 110.60円 (09:10) - 28日のNY金は小幅続伸6月29日 08:31今朝のNY金は1770ドル台での取引。
28日のNY金は小幅続伸。米長期金利の指標である10年物米国債利回りの低下を背景にドルが対ユーロで下落したことから買い戻された。また、新型コロナウイルスの感染再拡大により、アジアやオーストラリアの一部で規制強化が始まっており、安全資産としての金には支援材料となった。 - 金ETFが増加6月29日 07:52ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、6月28日現在で前日比2.91トン増加の1045.78トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は6月28日現在、昨年12月末と比べ124.96トン減少。 - 貴金属市況=金と白金が共に堅調6月28日 15:4828日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に堅調。
金標準は概ね堅調。玉整理主導の動きの中、プラス圏で取引を終えた。5月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比3.9%上昇と12年9カ月ぶりの高い伸びとなったが、市場予想よりは弱めの内容だったため、量的緩和の早期縮小懸念が後退。しかし、米長期金利の上昇が金利を生まない資産である金の上値を押さえたことで、方向感に乏しい展開となった。
白金標準は上伸。海外高を映した買いに支えられ、軒並み上伸して取引を終えた。 - CFTC建玉報告:円/ドル(6月22日時点)6月28日 13:22期間中の円(対ドル)は軟調。米国連邦準備制度理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ予想時期を2023年に前倒し。金利・経済見通しでは、18人の当局者の過半数となる11人が23年に少なくとも2回の0.25%ポイントの利上げを予想。日米の金利差を意識した円売りドル買いが進行した。 その後は、パウエル米FRB議長が22日、議会証言で米国の労働市場が急回復を続けても、米FRBは「インフレは一時的」なものとして容認し、事実上のゼロ金利を当面維持する考えを示すと、市場は落ち着きを取り戻し、円が買い戻されたものの、週間ベースでは円安ドル高が進行した。
- CFTC建玉報告:NY金(6月22日時点)6月28日 13:21期間中のNY金は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表された米国連邦準備制度理事会(FRB)メンバーによる政策金利の先行き予測(ドットチャート)で、当局者の過半数が23年までに2回の利上げを予想し、従来の24年の利上げ見通しから前倒しされたことで、米FRBが8月にジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウムで金融緩和の縮小(テーパリング)の計画を発表するのではないかとの見方や、年末から年明けにテーパリングを開始するとの見方が強まったことで、買い方の手じまい売りやテクニカルの売りが入り、ドル建てNY金価格は1トロイオンス=1700ドル台後半まで下落した。
- 金標準は堅調、日中予想価格帯は6340円〜6370円6月28日 09:10金標準は堅調。米商務省が25日発表した5月の個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想を下回ったことで、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金が割安感からの買いが入った流れを受け、国内市場も一時上伸。しかし、その後は為替の円高をみた売りに上げ幅を削られた。
金標準 6月限 6344円 新甫 ドル円 110.80円 (09:07) - 25日のNY金は小反発6月28日 08:15今朝のNY金は1780ドル台での取引。
25日のNY金は小反発。朝方発表された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比3.9%上昇と12年9カ月ぶりの高い伸びとなったが、市場予想よりは弱めの内容だったため、量的緩和の早期縮小懸念が後退。金利を生まない資産である金には支援材料となり、中心限月の期近8月限は1791ドルまで上昇。ただ、その後は米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.54%付近まで上昇したことや為替のドル高で売られ、上げ幅を削った。 - 貴金属市況=金と白金が共に上伸6月25日 16:0125日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は堅調。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレを巡る見解の違いや、米インフレ関連指標を眺めながら一進一退の値動きとなる中、円安をみた買いに支えられ、小幅高で取引を終えた。
白金標準は上伸。世界的な株価の上昇が、工業用需要の比率が高い白金にとっては支援材料となった。 - * 来週の主な予定6月25日 15:15・ 6月28日(月)
* ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁がイベントに参加
* ハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁が講演
・ 6月29日(火)
* 6月のユーロ圏景況感指数
* 6月のユーロ圏消費者信頼感指数・確定値
* 4月のS&P/ケース・シラー米住宅価格指数
* 6月の米消費者景気信頼感指数
・ 6月30日(水)
* 6月の中国PMI(製造業購買担当者景況指数、国家統計局発表)
* 6月のユーロ圏消費者物価指数・速報値(前年比)
* 6月のADP全米雇用報告・民間就業者数
* 6月のシカゴ購買部協会景況指数
* 2021年度米農務省・穀物作付け面積予想
* 米農務省・四半期穀物在庫報告
* 東京原油6月限納会
* 大阪ゴムTSR20・7月限納会
・ 7月 1日(木)
* 6月の中国PMI(製造業購買担当者景況指数、財新・マークイット)
* 6月のユーロ圏製造業PMI(購買担当者景況指数)・確定値
* 5月のユーロ圏失業率
* 米週間新規失業保険申請件数
* 6月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)・確定値
* 6月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数
* 5月の米建設支出
* 石油輸出国機構(OPEC)総会
* OPECプラス閣僚級会合
* 中国共産党創設100周年
・ 7月 2日(金)
* 5月のユーロ圏卸売物価指数
* 6月の米非農業部門就業者数
* 6月の米失業率
* 6月の米平均時給
* 5月の米貿易収支
(注)上記の予定は予告なく変更される事があります。日付はすべて現地時間。 - 金ETF、米FRB高官のインフレを巡る発言が重しに6月25日 13:53ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年6月24日現在で前週比0.88トン増加の1042.87トン。
6月18日に前日比11.07トン増加の1053.06トンと、3月11日(1055.27トン)以来3カ月ぶりの高水準。しかし、その後は21日に同3.50トン減少、23日に同2.91トン減少、24日に同3.78トン減少した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は6月22日の米下院での議会証言で、最近のインフレ率上昇に関しては「予想以上」としつつも、「一時的なもの」とする従来の見方を堅持。一方、セントルイス地区連銀のブラード総裁とダラス地区連銀のカプラン総裁は21日、テーパリング(量的緩和の縮小)を早めに進めれば、利上げを巡って一段と柔軟な対応が可能になるという考えを示した。また、アトランタ地区連銀のボスティック総裁は23日、米国の高インフレ期間が予想以上に長引く可能性があるという考えを示した。
今週は米FRB当局者からインフレや金融政策について様々な見解が表明されたことで、今後の米金融政策に対し不透明感が広がっていることが金相場の重しとなっており、金ETFからの投資資金流出の背景にあるとみている。
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