金市況・ニュース
- 金ETF:減少傾向を継続、1000トンの大台割れ寸前に8月30日 11:29ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月20日〜25日まで4営業日連続で減少(13.38トン減)し、8月25日には1001.72トンと、2020年4月9日(994.19トン)以来1年4カ月ぶりの低水準を記録。
前週の米株式市場は、新型コロナウイルスのワクチンが正式承認されたことで接種ペースが加速し、経済正常化への動きが進展するとの期待感が広がり、ダウ平均は20日から25日まで4営業日続伸。また、ナスダック総合指数は終値で23日に史上初の1万5000の大台を突破し、25日まで3営業日連続で史上最高値を更新した。米株価の上昇で投資家のリスク選好姿勢が強まる一方、安全資産としての金には圧迫材料となった。
ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言が支援材料となっている。8月27日の米ジャクソンホールでの経済シンポジウムでの講演で、パウエル議長は量的緩和策をめぐり「年内の縮小開始」が適切と表明する一方で、量的緩和縮小開始に伴う早期利上げ観測をけん制した。市場では「早期の緩和縮小に慎重」との受け止めが広がっている。 - 27日のNY金、米FRB議長発言で続伸8月30日 08:3427日のNY金は続伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比24.30ドル高の1819.50ドル。
朝方は米長期金利の指標となる10年物国債利回りが上昇し、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行したことで売りが優勢となり下落。しかし、その後は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の経済シンポジウムでの発言について、市場では「早期の量的緩和縮小に慎重な姿勢を示した」との見方が広がり、米10年物国債利回りが低下し、為替がドル安・ユーロ高に振れたことから買いが優勢となり上昇した。 - 26日のNY金は上伸8月27日 08:4026日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比4.2ドル高の1795.2ドル。
昨日の下落に対する買戻しが入り、一時1800ドル台を回復したが、その後は値位置を維持できずに上げ幅を縮小した。セントルイス地区連銀のブラード総裁や米ダラス連銀のカプラン総裁ら要人の発言を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小(テーパリング)への思惑が強まり、対主要国通貨でのドル高が進行したことも、ドル建てNY金の上値を抑えた。
本日は、米東部時間27日午前10時(日本時間同午後11時)に、米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル米FRB議長の講演が予定されており、テーパリングについての踏み込んだ発言を行うかどうかが注目される。 - 25日のNY金は反落8月26日 09:0125日のNY金は下落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比17.5ドル安の1791.0ドル。
27日(日本時間同午後11時)に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控える中、講演では国債買い入れプログラムの縮小開始時期が示される可能性があるとの見方から、米長期金利の指標となる10年物国債利回りが上昇。金利を生まない資産である金への売り圧力が高まった。 - 金ETFは減少8月26日 08:55ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月25日時点で前日比2.91トン減少の1001.72トンとなり、4営業日連続で減少。2020年4月9日(994.19トン)以来、1年4カ月ぶりの低水準となった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月25日現在、昨年12月末と比べ169.02トン減少している。 - 24日のNY金は堅調8月25日 08:5224日のNY金は堅調。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比2.2ドル高の1808.5ドル。
商品価格の上昇で豪ドルなどの高リスク通貨が恩恵を受けたことから、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。また、米連邦制度準備制度理事会(FRB)による量的緩和策の縮小(テーパリング)時期への後ズレ観測が市場で高まっていることも支援材料となった。ただ、27日(日本時間同午後11時)に予定の、パウエル米FRB議長の米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)講演を控えることで全般的に様子見姿勢が強く、上げ幅は限られた。 - 金ETFは3営業日連続で減少8月25日 08:42ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月24日時点で前日比2.03トン減少の1004.63トンとなり、3営業日連続で減少。2020年4月9日(994.19トン)以来、1年4カ月ぶりの低水準となった。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月24日現在、昨年12月末と比べ166.11トン減少している。 - 23日のNY金は上伸、1800ドル台を回復8月24日 09:0623日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比22.3ドル高の1806.3ドル。
新型コロナウイルス変異株感染が世界的に拡大する中、世界経済の減速懸念を背景に、市場では米連邦制度準備制度理事会(FRB)による量的緩和策の縮小(テーパリング)時期への後ズレ観測が高まった。これを受け、外国為替市場では対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸すると共に、2週間ぶりに1800ドル台を回復した。
市場では、パウエル米FRB議長が米東部時間27日午前10時(日本時間同午後11時)に予定している、米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での講演で、テーパリングについての踏み込んだ発言を行うかどうかが注目されている。 - 金ETFは減少8月24日 08:44ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月20日時点で前日比4.95トン減少の1006.66トンとなり、2営業日連続で減少。2020年4月9日(994.19トン)以来、1年4カ月ぶりの低水準となった
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月23日現在、昨年12月末と比べ164.08トン減少している。 - 20日のNY金、小幅高8月23日 09:0520日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比0.9ドル高の1784.00ドル。
新型コロナ変異株「デルタ株」の新規感染者が世界的に急増。これに伴うロックダウン(都市封鎖)や行動規制措置の強化や延長などで世界経済の成長が減速するとの懸念から安全資産としての買いが入り、小幅高となった。しかし、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけに、市場で米量的緩和縮小の前倒し観測が強まっており、上げ幅は限られた。 - 金ETFは減少8月23日 08:34ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月20日時点で前日比3.49トン減少の1011.61トンとなり、2020年4月13日(1009.69トン)以来1年4カ月ぶりの低水準となった
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月20日現在、昨年12月末と比べ159.13トン減少している。 - 金ETF:為替のドル高などで減少、1年4カ月ぶりの低水準8月20日 10:59ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月13日から18日まで4営業日連続で減少(8.44トン減)し、8月18日には1015.10トンと、2020年4月13日(1009.69トン)以1年4カ月ぶりの低水準となった。
外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇。8月19日には一時、1ユーロ=1.1664ドルと、2020年11月4日(1.1602)以来9カ月ぶりのドル高・ユーロ安水準を付けた。新型コロナウイルスのデルタ株の感染が世界的に拡大していることや、16日に発表された7月の中国の鉱工業生産と小売売上高の伸び率が6月から鈍化し、市場予想も下回ったことを受けて、投資家がリスク回避に動く中、安全資産としてドルが買われた。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)が8月18日に7月27〜28日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表。米国債などを購入する量的緩和策の縮小に関し、大半の参加者が「年内開始が適切」と考えていることが明らかになった。
為替のドル高に加え、米FOMC議事要旨で年内の量的緩和縮小開始が見込まれていることは、金利を生まない資産である金には圧迫材料となった。 - 19日のNY金、ドル高で続落8月20日 08:2719日のNY金は3営業日続落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比1.30ドル安の1783.10ドル。
前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の参加者が年内の量的緩和縮小開始を「適切」と考えていることが明らかになった。これを受けて、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される金は割高感から売られた。ただ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、安全資産として金を買う動きがあり、下げ幅は抑えられた。 - 18日のNY金、小幅続落8月19日 08:3818日のNY金は小幅続落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比3.40ドル安の1784.40ドル。
清算値確定後に公表される7月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控えて、ポジション調整の取引が中心となり下落。公表された米FOMC議事要旨では、量的金融緩和策の縮小に関して大半の参加者が「年内開始が適切」と指摘していたことを受け、米長期金利が上昇しドルが買われた。ただ、「量的緩和縮小のタイミングを慎重に判断する姿勢が改めて示されたにすぎない」との見方により、米長期金利が上げ幅を縮小するとドルが売られたことから支援材料となった。
また、新型コロナウイルス変異株の感染拡大への懸念も金買い材料となり、1790ドル台前半に上昇した。 - 金ETFが減少、1年4カ月ぶりの低水準8月19日 08:17ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月18日現在で前日比2.04トン減少の1015.10トンと4営業日連続で減少し、2020年4月13日(1009.69トン)以来1年4カ月ぶりの低水準。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月18日現在、昨年12月末と比べ155.64トン減少。 - 17日のNY金、ドル高で反落8月18日 08:4017日のNY金は3営業日ぶりに反落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比2.00ドル安の1787.80ドル。
18日に7月27〜28日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えて、様子見ムードが広がる中、外国為替市場でのドル高・ユーロ安により、ドル建てで取引される金は割高感から売られたことで下落。ただ、世界的な新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大が、安全資産とされる金の支援材料となり、下げ幅は抑えられた。 - 金ETF、3営業日連続の減少8月18日 08:25ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月17日現在で前日比3.49トン減少の1017.14トンと3営業日連続の減少。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月17日現在、昨年12月末と比べ153.6トン減少。 - 16日のNY金、安全資産としての買いなどで続伸8月17日 08:2916日のNY金は続伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前週末比11.60ドル高の1789.80ドル。
世界各国での新型コロナウイルスの新規感染拡大に対する警戒感に加え、16日発表された7月の中国小売売上高と鉱工業生産などの伸びが鈍化し市場予想を下回ったことから、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産として金が買われた。 - 金ETF、2営業日連続の減少8月17日 08:16ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月16日現在で前日比1.16トン減少の1020.63トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8月16日現在、昨年12月末と比べ150.11トン減少。 - 金ETF:減少傾向が継続、3カ月半ぶりの低水準8月16日 10:21ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8月6日に前日比2.33トン減少、9日に同1.74トン減少した後、10日〜12日は横ばいとなったが、13日は同1.75トン減少の1021.79トンと、5月9日(1019.33トン)以来3カ月ぶりの低水準。
NY金は8月9日、堅調な雇用統計による米量的緩和の早期縮小観測を背景とした売りに約4カ月ぶりの安値水準に下落。ただ、その後は11日に発表された7月の米消費者物価指数の伸び率が前月から大幅に鈍化姿勢したことや、13日に発表された8月の米ミシガン大学消費者景況感指数・速報値が約10年ぶりの低水準に急低下したのを受けて、米量的緩和の早期縮小観測が後退したことで買われ反発、13日には1781.90ドルと1週間ぶりの高値を付けた。
「SPDRゴールド・シェア」はNY金の上昇が支援材料になったものの、米株価の上昇で投資家のリスク選好姿勢が強まったことが圧迫材料となった。 ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は10日から4営業日連続で終値の史上最高値を更新。@米議会上院でインフラ投資法案が可決、A7月の米消費者物価指数の伸びがほぼ市場予想の範囲内にとどまる、Bウォルト・ディズニーの好決算・・・などが買い材料となった。
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