金市況・ニュース
- 28日のNY金は堅調、対ユーロでのドル安を受け3月29日 09:2628日のNY金は堅調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比19.7ドル高の1973.5ドル。
米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが27日、経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)を買収すると発表したことで、金融システム不安が後退。欧州銀が保有する債券の含み損に対しても市場の懸念が後退し、外国為替市場ではユーロ買いドル売りの流れが強まったため、ドル建てNY金はドル安をみた割安感からの買いが入り上伸した。一連の銀行破綻による景気後退(リセッション)への懸念や、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースの鈍化や年内の利下げ観測が台頭したことなども金の支援材料になった。 - 28日の金ETFは増加、現物保有量は927.73トン3月29日 08:57ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、28日時点で前日比3.76トン増の927.73トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は28日現在、2022年12月末と比べ10.09トン増加している。 - 27日のNY金は下落、金融システム不安の後退を受け3月28日 09:2627日のNY金は下落。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比30.0ドル安の1953.8ドル。
米連邦預金保険公社(FDIC)は26日、米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の預金、融資債権、一部資産を所得すると発表。投資家の金融システムへの過度の懸念が後退し、安全資産とされる金は売りが入り下落した。ただ、売り一巡後は、銀行セクターへの懸念が後退したことで、欧州中央銀行(ECB)による追加利上げへの期待が高まり、ユーロが買い戻された流れから、ドル建てNY金は割安感からの買いに下値を支えられた。 - 24日のNY金は軟調、対ユーロでのドル高などを受け3月27日 09:0524日のNY金は軟調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比12.1ドル安の1983.8ドル。
米欧の金融システムを巡る懸念から安全資産としての買われたことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が近く利上げを停止する可能性があるとの観測を背景とした買いに値を伸ばし、指標4月物は一時1トロイオンス=2006.5ドルをつけて直近の高値を更新。しかし、買い一巡後は、利益確定の売りや欧州の金融システム不安の再燃を受けた対ユーロでのドル高をみた売りに押され、反落した。 - 24日の金ETFは減少、現物保有量は923.97トン3月27日 08:51ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、24日時点で前日比1.45トン減の921.08トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は24日現在、2022年12月末と比べ6.33トン増加している。 - 23日の金ETFは増加、現物保有量は925.42トン3月27日 08:51ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、23日時点で前日比2.31トン増の925.42トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は23日現在、2022年12月末と比べ7.78トン増加している。 - CFTC建玉明細3月24日 18:48※CFTCデータ更新の遅延について
米商品先物取引委員会(CFTC)によりますと、IONでのサイバー関連のインシデントにより、先月のCFTCへのタイムリーで正確なデータの提出が妨げられました。その結果、週次の米CFTCの報告が遅延しています。
3月21日現在、2023年3月14日の建玉報告が最新のデータとなります。
次回24日の更新から、通常のスケジュールに戻る見込みです。
- 22日のNY金は上伸、米FOMC声明後に一段高3月23日 09:2322日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比8.5ドル高の1949.6ドル。
欧州中央銀行(ECB)高官らからのインフレ高止まり懸念する発言を受け、ECBの利上げ見通しが強まったことで、ユーロ高ドル安が進行。ドル建てNY金は割高感からの買いが入り上伸した。
また、清算値確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、0.25%の小幅利上げが決定され、米FOMC参加者による経済・政策金利予想では年内後1回の利上げ見通しが示された。市場では利上げの最初の停止点を示したと受け止められた他、最近の金融システム不安の台頭を踏まえ年内利下げの可能性を巡る観測も再燃。金利を生まない資産である金は時間外取引で値を伸ばしている。 - 21日のNY金は下落、金融システム不安の後退や米FOMC声明発表を控えた売りに押され3月22日 09:2321日のNY金は下落。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比41.7ドル安の1941.1ドル。
20日に高値1トロイオンス=2014.9ドル台をつけ、2022年3月10日(高値2015.10ドル)以来、約1年ぶりの高値圏に浮上したが、一連の欧米中銀による金融システム不安の鎮静化に向けた施策を受け、市場の過度な警戒感が後退し、安全資産としての金需要が後退。また、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の公表を控えて調整の売りや手じまい売りなどが入り下落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)、日本銀行、イングランド銀行(BOE、英中銀)、カナダ銀行(中銀)、スイス国立銀行(中銀)は19日、金融システム不安の沈静化に向けて米ドル資金供給の拡充で協調することを決定。更に、イエレン米財務長官は21日、全米銀行協会向けの講演原稿で、米国の銀行システムは規制当局の強力な措置により安定しつつあるものの、中小金融機関に預金の取り付け騒ぎが発生すれば、預金者保護に向けた一段の措置が正当化されるとの認識を示した。 - 21日の金ETFは減少、現物保有量は923.11トン3月22日 08:55ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、21日時点で前日比1.44トン減の921.08トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は21日現在、2022年12月末と比べ5.47トン増加している。 - 20日の金ETFは増加、現物保有量は924.55トン3月22日 08:55ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、20日時点で前日比3.47トン増の921.08トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は20日現在、2022年12月末と比べ6.91トン増加している。 - 17日のNY金は上伸、欧米の金融システム不安を背景に3月20日 11:1817日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比50.5ドル高の1973.5ドル。
ドル建てNY金は、欧米の金融システム不安を背景とした安全資産としての買いや、対主要国通貨でのドル安をみた割安感からの買いなどが入り急伸。指標4月物は一時高値1トロイオンス=1993.7ドルをつけ、2022年4月18日(高値2003ドル)以来の高値を付けた。経営破綻した米中堅銀行シリコンバレー銀行の親会社に当たる金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループが17日、米連邦破産法11条(民事再生法に相当)の適用を申請したと発表し、市場のリスク回避姿勢が再燃したことや、スイス金融大手クレディ・スイスを巡る先行き不透明感が投資家のリスク回避姿勢を強めた。 - 17日の金ETFは増加、現物保有量は921.08トン3月20日 09:09ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、17日時点で前日比6.36トン増の921.08トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は15日現在、2022年12月末と比べ3.44トン増加している。 - 16日のNY金は軟調、金融市場を巡る懸念が後退3月17日 09:2416日のNY金は軟調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比8.3ドル安の1923.0ドル。
スイス金融大手クレディ・スイスの経営不振を巡る市場の懸念が高まる中、欧州中央銀行(ECB)が16日の定例理事会で0.5%の大幅利上げを決定。ECBが世界的な銀行危機への懸念が高まる中でもインフレ対応を優先させる姿勢を示したことで、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも米連邦準備制度理事会(FRB)が0.25%の利上げを実施するとの観測が高まると共に、市場の懸念がやや後退。安全資産としての需要が後退した金は下落した。ただ、対ユーロでのドル安も進行したため、ドル建てNY金は割安感からの買いに支えられ、下げ幅は限られた。 - 15日の金ETFは増加、現物保有量は914.72トン3月16日 09:07ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、15日時点で前日比1.45トン増の914.72トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は15日現在、2022年12月末と比べ2.92トン減少している。 - 14日のNY金は軟調、調整主導の動き3月15日 09:0014日のNY金は軟調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比5.6ドル安の1910.9ドル。
米労働省が14日に発表した2月の米消費者物価指数(CPI)は前年比伸び率が6.0%と市場予想と一致。前月の6.4%から減速し、インフレ圧力の後退を示す内容となった。しかし、依然として米CPIの水準は高く、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(CFTC)で小幅な利上げを実施するとの見方が強まると共に、米債券市場では米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金は、調整の売りなども入り下落したが、1トロイオンス=1900ドル台を維持する底固い値動きとなった。 - 13日のNY金は上伸、安全資産として買われる3月14日 09:1913日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比49.3ドル高の1916.5ドル。
米国のシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行の経営破綻を受け、13日の市場では信用リスクに関する指標が軒並み悪化。投資家のリスク回避姿勢が強まると共に、安全資産として金は買われ、上伸した。また、一連の商業銀行の経営破綻を受け、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとの観測が高まったことも、金利を生まない資産である金の支援材料。ドル建てNY金は2月2日以来、約1か月半ぶりに1トロイオンス=1900ドル台を回復している。 - 13日の金ETFは増加、現物保有量は913.27トン3月14日 09:08ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、13日時点で前日比11.85トン増の913.27トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は13日現在、2022年12月末と比べ4.37トン減少している。 - 10日のNY金は上伸、シリコンバレー銀行破綻の報等を受け3月13日 09:2410日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比32.6ドル高の1867.2ドル。
米労働省が10日発表した2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が31万1000人増加と市場予想20万5000人増を上回り、雇用の堅調さを示す内容となったが、失業率の上昇や、賃金の前月比伸び率が鈍化するなど、労働市場が軟化しつつある兆候も示唆し、米連邦準備制度理事会(FRB)が月内の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%以上に拡大するとの観測が後退。また、米カリフォルニア州の銀行規制当局が10日、米金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレーバンク(SVB)を閉鎖したとの報を受け、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いや、安全資産としての買いが入り上伸した。
なお、米財務省と米FRB、米連邦預金保険公社(FDIC)は12日、SVBの破綻について共同声明を公表し、預金者を完全に保護する方法で破綻処理を完了する措置を示している。しかし、直近の8日に、暗号資産(仮想通貨)を扱うシルバーゲート銀行の親会社である米シルバーゲート・キャピタルが銀行事業を自主的に清算し、事業を縮小する方針を発表していたことが市場の警戒感を強めている。 - 10日の金ETFは減少、現物保有量は901.42トン3月13日 08:56ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、10日時点で前日比1.73トン減の901.42トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は1日現在、2022年12月末と比べ16.22トン減少している。
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