金市況・ニュース
- 貴金属市況=金と白金は共に堅調5月10日 15:2810日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に堅調。
金標準は堅調。4月の米雇用統計が事前予想を大幅に下回る弱気な内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期前倒しの思惑が後退したことが、金利を生まない資産である金にとっては支援材料。バイデン米政権の大規模成長戦略を背景とした米景気回復への期待感やインフレへ警戒感からの買いも支えられ、目先は上値を試す動きが見込まれる。
白金標準は堅調。金の上伸になびいた買いや、対主要国通貨でのドル安を背景に、時間外の電子取引でドル建てニューヨーク白金が下落した流れを映した買いに支えられた。 - CFTC建玉報告:NY金(5月4日時点)5月10日 13:06期間中のNY金は下落。28日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表では、政策金利と量的緩和の据え置きを決定。一方、景気判断を上向きに修正したほか、物価が上昇したとの認識を示したが、おおむね想定通りと受け止められた。また、29日に発表された2021年1〜3月期の米実質GDP(国内総生産)速報値は、経済成長の加速を示し、米国の良好な経済指標を背景に米国債利回りが上昇し、対主要国通貨でのドル高が進行。4日には、イエレン長官がバイデン政権の4兆ドル規模の成長戦略について、「景気が過熱しないように金利を引き上げる必要があるかもしれない」と述べたこともドル買い要因となり、ドル建てNY金は割高感からの売り圧力が強まった。
- 金標準は堅調、日中予想価格帯は6390円〜6420円5月10日 09:32金標準は堅調。海外高を映した買いが入り、堅調に推移。4月の米雇用統計が市場予想を下回る低調な内容となったことで、米長期金利の指標となる10年債利回りは一時1.52%と、約2カ月ぶりの低水準に低下。金利を生まない資産である金にとっては支援材料となった。
金標準 4月限 6409円 +25 ドル円 108.71円 (09:18) - NY金は上伸5月10日 08:35今朝のNY金は1800ドル台前半から半ばでの取引。
7日のNY金は続伸。米労働省は7日に4月の米雇用統計を発表したが、非農業部門雇用者数は前月比26万6000人増と、市場予想の97万8000人増を大幅に下回る伸びとなったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和姿勢が継続するとの見方が強まり、買いが優勢となった。 - 金ETFが増加5月10日 08:17ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月7日現在で前日比5.82トン増加の1025.15トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月6日現在、昨年12月末と比べ145.59トン減少。 - 貴金属市況=金と白金は共に上伸5月7日 15:577日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は上伸。4月の米雇用統計発表を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和姿勢に変化が無いとの見方が強まったことや、米長期金利の下落を眺めた買いが入り、上伸して大引けた。米労働省が6日に発表した週間の新規失業保険申請件数は49万8000件と、昨年の新型コロナウイルス感染拡大以降で最少となり、市場予想も下回った。7日発表の4月の米雇用統計でも、非農業部門の就業者数が100万人近く増加すると予想されている。
白金標準は堅調。需給面での新規材料に乏しいものの、金相場の上昇になびいた買いに支えられた。 - 2021年4月の金ETF現物保有量は減少−WGC5月7日 11:22国際的な産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は5月7日、世界の金上場投資信託(ETF)の現物保有量の推計を発表。世界の金ETFの現物保有量の合計は4月30日時点で前月比18.33トン減の3567.16トンとなり、3カ月連続で減少。しかし一方で、金額ベースでは2030億0566万5573ドルとなり、2000億ドルの大台を回復した。
金ETFの現物保有量は2020年11月6日に3923.77トン(改定)の過去最高を記録した後は減少傾向が継続。しかし、金額ベースでは回復傾向が見られ、金ETFからの資金流出に一定の歯止めが掛かった可能性があるとWGCは指摘している。
地域別では、依然として北米からの資金流出が継続したが、流出量は減少。一方、欧州地域では増加。一般的に、北米の金ETFの現物保有量の変化は金価格との相関が大きいが、この関係は金価格の変化に対して1〜2ヶ月程度遅れる傾向がある。最近の金価格の上昇を考えると、今後数カ月の金ETFへの投資需要が増加する可能性がある。これらの変化は、4月に米長期金利の上昇傾向が一服し、落ち着きを取り戻しつつあることや、米連邦準備制度理事会(FRB)など各国中央銀行が、金融緩和政策の維持を示していることが要因となった。 - SPDRゴールド・シェアの現物保有量、週間では1月後半以来の増加5月7日 10:44ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年5月6日現在で前週比2.29トン増加の1019.33トンと、週間ベースでは1月第4週以来の増加。
4月の「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、前月末比20.46トン減少の1017.04トンと月間ベースでは2020年10月以来7カ月連続の減少。ただ、減少量は3月の同56.04トン、2月の同66.59トンの半分以下と減少ペースは抑えられている。
5月に入ると、3日に前日比1.16トン増加、5日に同1.13トン増加と小幅ながら増加傾向となっている。米長期金利の指標である10年物米国債利回りが4月29日の1.690%から、5月6日には1.557%に低下したことが、金利を生まない資産である金の強材料。さらに、米長期金利の低下などによるドル安・ユーロ高もドル建てで取引される金には支援材料となった。
ただ、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均が終値で5月6日に約3週間ぶりに史上最高値を更新した後、7日も2営業日連続で更新。米景気回復期待を背景にエネルギーや素材などの景気敏感株が買われている。ダウ平均の史上最高値更新で投資家のリスク選好姿勢が強まる一方、安全資産とされる金には弱材料となっており、金ETFへの投資資金流入を抑えていることが考えられる。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6250円〜6270円5月7日 09:13金標準は堅調。海外高を映した買いが入り、堅調に推移している。米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが、米国の雇用最大化と物価安定の目標達成は時間が掛かるとの見方を示し、米FRBの金融緩和姿勢に当面は変化がないとの市場での見方が強まる中、米長期金利が低下したことが、金利を生まない資産である金を支えた。
金標準 4月限 6357円 +60 ドル円 109.01円 (09:13) - 6日のNY金は続伸、1800ドル台を回復5月7日 08:23今朝のNY金は1800ドル台前半から半ばでの取引。
6日のNY金は続伸。外国為替市場でドイツ経済指標の堅調な内容を背景にドル安・ユーロ高が進行し、ドル建てで取引される金は割安感から買われた。また、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが低下したことも、金利を生まない資産である金の強材料となった。
中心限月の期近6月限は1800ドル台を回復。中心限月の継続足で一時1818.60ドルと、2月16日(1827.10ドル)以来約3カ月ぶりの高値を付けた。 - 貴金属市況=金と白金は共に上伸5月6日 15:366日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は上伸。米長期金利の下落を眺め、時間外の電子取引でドル建てニューヨーク金相場が上伸した流れを映した買いや、外国為替市場での円安をみた買いが入り、国内市場は上伸して取引を終えた。週末に4月の米雇用統計の発表を控えて様子見姿勢も強く、目先は現在の値位置でのもち合いが見込まれる。
白金標準は堅調。金相場の上伸になびいた買いや円安をみた買いが入り、上伸して取引を終えた。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6240円〜6270円5月6日 09:34金標準は堅調。国内連休中の海外相場は、イエレン米財務長官の利上げに関する発言や米経済活動再開への期待を背景とした期待インフレ率の上昇などを材料に上下動したものの、週末の米雇用統計発表を控えた調整の動きの中、海外高と円安をみた買いが入り、堅調に推移している。
金標準 4月限 6263円 +78 ドル円 109.26円 (09:32) - 5日のNY金は反発5月6日 08:13今朝のNY金は1780ドル台後半での取引。
5日のNY金は反発。朝方に米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.62%台に上昇したことが、金利を生まない資産である金の弱材料となり下落。中心限月の期近6月限は一時、前日比15ドル安の1769.30ドルの安値を付けた。しかし、その後は5日発表された米経済指標の堅調な内容を受けて債券が買われ、10年物米国債利回りが1.50%台後半に低下したことが強材料となり、上昇に転じた。 - 金ETFが増加5月6日 07:57ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月5日現在で前日比1.13トン増加の1019.33トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月5日現在、昨年12月末と比べ151.41トン減少。 - 貴金属市況=金と白金は共に下落4月30日 15:1830日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)では金融緩和の縮小(テーパリング)開始時期の議論が改めて時期尚早とされ、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和姿勢の継続が確認された。ただ、バイデン大統領は演説で経済成長ペースを速めるため、4兆ドル規模の巨額投資を提案。国債増発に対する懸念も広がり、米長期金利の指標とされる10年債利回りが上昇したことが、金利を生まない金にとっては弱材料となった。
白金標準は下落。米長期金利の下落を背景とした対ユーロでのドル高を受け、ドル建てニューヨーク白金が下落した流れを映し、国内市場も下落して取引を終えた。 - 2021年の中国金需要、パンデミック前の水準に戻る見通し4月30日 13:30有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の中国担当であるロナルド・ワン氏は4月29日、世界の経済や地政学の状況に劇的な変化がなければ、2021年の中国の金需要は、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準に戻るとの見通しを示した。
ワン氏は「2021年第1四半期の需要の伸びは2019年実績をも上回った。状況が安定していれば、中国の需要の伸びは維持できると確信している」と述べた。宝飾品と投資分野が中国の金需要を牽引するとの考えを示した。
WGCによると、世界最大の金消費国である中国では、2021年第1四半期の金需要は前年同期比182%増の277.5トンに増加しており、13年ぶりの低水準に落ち込んだ世界の金需要の傾向とはまったく対照的。
また、中国の2021年第1四半期の宝飾品需要は191.1トンとなり、2015年以来第1四半期以来の最高水準を記録。これは経済状況の改善、金価格の低下、祝日に関連した販売拡大の主な3つの要因に支えられたとしている。 - 今年第1四半期の世界金需要は減少、2008年以来の低水準=WGC4月30日 13:27有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が4月29日に発表した『世界金需要報告』によると、2021年第1四半期の金需要は前年同期比23%減の815.7トンとなり、第1四半期としては2008年以来の低水準に留まった。
北米と欧州の機関投資家による売却が、アジア地域での消費需要の回復を相殺。新型コロナウイルスの世界的な流行(パンデミック)が世界経済にダメージを与えたため、伝統的に金を安全資産とみなすアジア地域では2020年度は前例の無い量の金が購入された。
パンデミックを封じ込めるために行われた都市封鎖(ロックダウン)は、世界最大の金消費国となる中国やインドでの金宝飾品や投資用の金地金、金貨などの販売ルートを崩壊させた。しかし、世界経済が回復するにつれ、この動きは逆転し、投資家はポジションの一部を解消し、アジア圏の消費者は市場での購入を回復させた。
WGCによると、世界最大の金消費国である中国での需要は2017年の第1四半期以来最も多い277.5トンまで回復。しかし、主に欧米の大規模投資家向けに金を保管している上場投資信託(ETF)の現物保有量は、2013年第4四半期以来最大の投資削減である177.9トンの流出となった。
WGCによると、第1四半期の中央銀行の金購入は95.5トンと、2020年第2四半期以来最も多いものだが、2018年と2019年に比べると大幅に少なくなっている。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6190円〜6220円4月30日 09:04金標準は堅調。良好な米経済統計を受けて米国債利回りが上昇したことが金利を生まない資産である金にとっては弱材料となり、一時下落したが、円安をみた買いに値を戻し、プラス圏で推移している。また、現地時間28日(日本時間29日)に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明とその後の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見では、近い将来の金融緩和政策の変更や量的緩和の縮小を示唆する内容は含まれなかったことも、金価格を支えた。
金標準 4月限 6205円 +11 ドル円 108.91円 (09:05) - 29日のNY金は3営業日続落4月30日 08:30今朝のNY金は1770ドル台前半での取引。
29日のNY金は3営業日続落。バイデン米大統領が28日表明した新たな大型経済対策や、29日朝方に発表された今年第1四半期の米国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことを受け、米長期金利の指標となる10年物米国債利回りが一時、2週間ぶりの高水準となる1.690%に上昇したことが、金利を生まない資産である金の弱材料となった。
中心限月の期近6月限は一時、前日比19.30ドル安の1754.60ドルと、中心限月の継続足で4月15日(1734.40ドル)以来2週間ぶりの安値まで下落。ただ、外国為替市場ではドル安・ユーロ高基調が継続したことで、ドル建てで取引される金は割安感から買われ、下げ幅を縮小した。 - 金ETFが減少、1年ぶりの低水準4月30日 08:01ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月29日現在で前日比4.66トン減少の1017.04トンと、2020年4月13日(1009.70トン)以来1年ぶりの低水準。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月29日現在、昨年12月末と比べ153.70トン減少。
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