金市況・ニュース
- 18日のNY金は4営業日続伸5月19日 08:22今朝のNY金は1860ドル台後半から1870ドル台前半での取引。
18日のNY金は4営業日続伸。朝方発表された4月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことがドル売り材料となる一方、欧州での経済活動正常化期待がユーロ買い材料視され、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金は割安感から買われ上昇し、中心限月の期近6月限は1875.90ドルの高値を付けた。 - 貴金属市況=金と白金は共に上伸5月18日 15:2518日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は上伸。海外高を映した買いが入り堅調に推移。米長期金利の上昇一服をみた買いや、新型コロナウイルス禍からの景気回復や巨額の財政出動などに伴う米国のインフレ加速への懸念から、インフレヘッジとしての買いが入り値を伸ばした。
白金標準は上伸。調整主導の動きの中、プラス圏で取引を終えた。世界的な景気回復に伴う自動車触媒需要の増加観測や、パラジウムの上伸になびいた買いなどが値を支えた。 - 2021年の世界パラジウム需給、供給不足量が増加する見通し=JM社5月18日 14:32◆2021年のパラジウム需給:前年から供給不足が拡大する見通し
◆2021年の南アフリカ共和国:鉱山生産高が大幅に回復
◆2021年の自動車触媒需要は増加、リサイクル回収量も増加する見通し
2021年の世界のパラジウム需給は25.8トンの供給不足予想。世界的な環境規制の強化に伴うガソリン自動車への装填量の増加や、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により減少していた自動車生産台数が回復することで、自動車触媒需要が増加すると考えられ、21年の自動車触媒需要は前年比10%増の293.7トンが見込まれる。
また、中国の過酸化水素生産者による非常に強力な投資により、産業用需要も増加。一方、パラジウム価格の上昇により、自動車スクラップからのパラジウム回収量が大幅に増加すると考えられ、リサイクル回収量は前年比14%増の111.0トンと予想される。
また、21年の世界のパラジウム需要合計は前年比11%増の346.7トン。パンデミック後の自動車生産台数の回復、欧米のガソリン車への負荷の増加、化学部門での消費量の増加などが要因。
一方、21年の鉱山生産高は10%増の209.9トン。南アフリカ共和国のパラジウム生産が回復したが、ロシアのノリリスク・ニッケル(ノリニッケル)社の鉱山が水没した事故の影響により、19年(221.0トン)の水準までは回復しないと見られている。
パラジウムの産業構造は、需要が供給よりも速く増加しているため、市場の供給不足は今後も拡大すると予想される。
また、2021年第1四半期のパラジウム価格は史上最高値の水準で推移しており、産業界や自動車メーカーは、パラジウムの使用量を減少させる努力を行うことで対応している。この活動は実を結び始めており、米国、メキシコ、インドなど、幾つかの主要市場でパラジウムの代替として白金の含有量を増やした排ガス除去装置のシェアが増加するならば、パラジウムの含有量は低下すると予想される。
また、中国では「国6」の環境基準に適合するために以前からガソリン車の触媒のPGM含有量の削減を研究しており、現在利用し始めている白金含有触媒の普及により、2021年に中国のガソリン車の平均パラジウム含有量が少なくとも10%減少すると予想されている。 - 2021年の世界白金需給、供給過剰に転じる見通し=JM社5月18日 14:29◆2021年の白金需給見通し:供給過剰へ転じる
◆2021年の白金需要見通し:自動車触媒需要が増加する一方、投資需要が減少 ◆2021年の白金供給見通し:南アの鉱山生産量が回復
2021年の世界白金需給見通しは、自動車の排ガス除去装置の触媒に用いられる消費量が増加する一方、投資需要が大幅に減少することで、2020年の20.8トンの供給不足から19.1トンの供給過剰に転じる見通し。
2020年の白金の投資需要は31.8トン。主に、日本の個人投資家が店頭で購入した白金を裏付けとした上場投資信託(ETF)や、白金地金の購入が増加した。投資家が2019年の米中貿易戦争や2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、安全資産として金を購入した流れに支えられた。同時に2015年から2020年3月にかけてドル建て白金価格が下落したことも、白金の投資需要を押し上げた。
白金は、短期的には環境規制の強化により自動車の排ガス除去装置の触媒需要が増加すると考えられることや、中・長期的にも水素燃料電池の触媒として用いられるため、将来的には投資需要の回復が見込まれる。しかし、20年3月以降はドル建て白金価格が上昇。白金の小売価格が1年足らずに約2倍の価格となり、投資家の利益確定の売りなどが入ったため、白金の投資需要も減少した。2021年の白金の投資需要は9.6トンと減少が予想されている。
2021年の白金の自動車需要は90.5トンと20年の71.2トンから大幅に増加し、19年と同水準まで回復すると予想される。白金の自動車需要は、白金を多く用いるディーゼル車の市場シェアが減少しているにも関わらず、自動車触媒に用いられる白金系貴金属(PGM)の需要全体に占める割合が増加している。ディーゼル車の白金使用量は世界的な生産量に応じて増加するが、パンデミック前のレベルを少なくとも10%下回っている。しかし、2021年にはガソリン自動車に用いられるパラジウムの一部を白金で代替する動きが強まることが、白金需要の増加に寄与すると考えられる。
中国の国内自動車メーカーはこの傾向の最前線にいる。中国の企業はPGMの価格に非常に敏感であり、新しいテクノロジーの実装に関しては、国際的な自動車ブランドよりも機敏であるように見える。中国の適合手順に対する最近の変更により、新しい触媒配合物をより迅速に認証できるようになり、代替プロセスが容易になった。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6550円〜6580円5月18日 09:14金標準は堅調。海外高を映した買いが入り、堅調に推移している。米長期金利の上昇一服が支援材料。また、市場関係者からは、暗号資産(仮想通貨)ビットコインから流出した資金が、金へ流入したのではないかとの指摘も聞かれた。仮想通貨は金に代わる価値の貯蔵手段になるのではないかとの議論もあるが、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が16日、ツイッターでテスラの保有する仮想通貨の売却などを示唆したことを受け、ビットコイン価格は不安定な動きが続いた後に下落した。
金標準 4月限 6566円 +46 ドル円 109.23円 (09:14) - 17日のNY金は3営業日続伸5月18日 08:28今朝のNY金は1860ドル台での取引。
17日のNY金は3営業日続伸。外国為替市場では米長期金利の上昇一服を受けてドル安・ユーロ高で推移し、ドル建てで取引される金は割安感から買われた。また、新型コロナウイルス禍からの景気回復や巨額の財政出動などに伴う米国のインフレ加速への懸念が根強く、インフレヘッジ目的としても金は買われた。
中心限月の期近6月限は一時、前週末比31.20ドル高の1869.30ドルと、中心限月の継続足で2月1日(1876ドル)以来3カ月半ぶりの高値を付けた。 - 金ETF、2営業日連続の増加5月18日 07:57ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月17日現在で前日比7.57トン増加の1035.93トンと2営業日連続で増加し、3月31日(1037.50トン)以来1カ月半ぶりの高水準。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月17日現在、昨年12月末と比べ134.81トン減少。 - 2021年の白金需給は供給不足予想―WPIC5月17日 16:48白金業界団体ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)が5月17日に公表した2021年第1四半期および2021年通年の白金需給見通しによると、21年通年での需給バランスは4.92トンの供給不足となり、3年連続での供給不足予想。前回3月の予想(1.87トンの供給不足)よりも、供給不足幅は拡大した。自動車のリサイクル供給が減少する一方、工業用需要が増加すると予想されたことが要因。21年通年の白金供給は前年比約16%増の245.18トン、需要は同5%増の250.10トンの見通しとなった。
WPICによると、2021年第1四半期の白金供給は60.66トンとなり、20年第4四半期と比べ増加。南アフリカ共和国やロシアからの供給が回復した。21年第1四半期の白金需要は61.25トン。半導体不足や一部地域の都市封鎖(ロックダウン)などによる自動車生産台数の減少により、21年第1四半期の白金の触媒需要は20年第4四半期と比べて減少した。しかし、今後の自動車生産台数の回復や世界的な排ガス規制の強化を背景に、21年通年では大きく増加し、白金の自動車用需要は世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大(パンデミック)前の水準を超えると予想されている。また、自動車の排ガス除去装置の触媒におけるパラジウムやロジウムとの代替需要が期待される他、水素燃料電池の触媒に白金が用いられることが、白金の投資需要を支えると考えられる。
また、宝飾需要の回復も大きい。2021年第1四半期の宝飾需要は前年同期比22%増。特に、中国(55%増、2トン)、インド(35%増、0.2トン)、北米(14%増、0.3トン)での加工需要が増加。2021年通年では宝飾需要が前年度8.7%増の61.53トンとなり、2019年の水準(65.29トン)に近づくと予想される。 - NY金、1850ドルの節目を突破5月17日 15:265月17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場はアジア時間帯での取引で上昇。中心限月の期近6月限は一時、前日比17.50ドル高の1855.60ドル(日本時間5月17日15時15分現在)と、1850ドルの節目を突破している。
5月14日発表された米経済指標で、4月の小売売上高と鉱工業生産指数、5月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値がいずれも市場予想を下回ったことを受け、インフレ懸念が後退する中、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.62%台まで低下し、金利を生まない資産である金の強材料となった。また、アジアの市場関係者によると、インド、シンガポール、台湾などのアジア太平洋地域での新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる不安から、安全資産としての金需要が高まっている。
今週は米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演や、日本時間20日午前3時公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月27〜28日開催)で、金融政策の手掛かりやインフレ高進をめぐる発言に注目が集まりそうだ。また、14日の米経済指標が概ね低調となったことから、今週発表される経済指標も注目される。 - 貴金属市況=金と白金は共に上伸5月17日 15:2417日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は上伸。外国為替市場では、米長期金利低下を背景に対主要国通貨でのドル安が進行。時間外の電子取引でドル建てニューヨークに割安感からの買いが入り上伸した流れを映し、国内市場も堅調に取引を終えた。4月の米小売売上高が急増した前月の反動で伸び悩み、4月の米鉱工業生産、5月のミシガン大学消費者景況感(暫定値)なども弱めの内容となったこともドル安要因となった。
白金標準は上伸。金相場の上伸になびいた買いが入り値を伸ばした。ただ、株式市場の軟調が工業用需要の比率の高い白金の上値を押さえ、買い一巡後は伸び悩み、引けにかけては上げ幅を削られる展開となった。 - CFTC建玉報告:円/ドル(5月11日時点)5月17日 12:46期間中の円(対ドル)は堅調。4月の米雇用統計で就業者数の伸びが市場予想に反して大幅に鈍化したことで米長期金利の指標となる10年物米国債利回りや、対主要国通貨でのドルが下落。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、いかなる物価上昇も一過性のものとの見方を繰り返し表明。クリーブランド地区連銀のメスター総裁が、年末時点のインフレ率は2%を超えるものの、供給網の問題解消を受け来年は低下するとの見方を表明。フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、公衆衛生上の懸念と不十分な子育て支援のほか、産業部門ごとに回復が一様でないことが米労働市場の緩慢な回復の背景にあるとし、FRBは景気支援を継続する必要があるとの考えを示している。
- CFTC建玉報告:NY金(5月11日時点)5月17日 12:45期間中のNY金は上伸。4月の米雇用統計が発表され、非農業部門就業者数が前月比26万6000人増と市場予想を大きく下回り、失業率も6.1%と0.1ポイント悪化したことが伝わると、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策の早期縮小観測が後退。米長期金利の指標となる10年債利回りが低下。対主要国通貨でのドル安が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いも入り上伸した。
- 金標準は堅調、日中予想価格帯は6480円〜6510円5月17日 09:19金標準は堅調。海外高を映した買いが入り堅調に推移している。4月の米小売売上高が予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策の早期縮小観測が後退。米長期金利の低下も金の支援材料となった。目先は、19日(日本時間20日午前3時)に4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、米FRBのインフレ見通しを巡る思惑主導の動きが見込まれる。
金標準 4月限 6494円 +62 ドル円 109.48円 (09:15) - 14日のNY金は続伸5月17日 08:25今朝のNY金は1840ドル台での取引。
14日のNY金は続伸。朝方発表された4月の米小売売上高が前月比横ばいと市場予想の1.0%増を下回った。その後発表された4月の米鉱工業生産指数と5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値がいずれも市場予想を下回ったことから、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.64%付近に低下し、金利を生まない資産である金の強材料となった。また、外国為替市場では米長期金利低下を背景にドル安・ユーロ高が進行し、ドル建てで取引される金は割安感から買われた。
中心限月の期近6月限は一時、前日比23.10ドル高の1847.10ドルと、中心限月の継続足で2月11日(1848.60ドル)以来3カ月ぶりの高値を付けた。 - 金ETFが増加5月17日 07:51ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月14日現在で前日比4.08トン増加の1028.36トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月14日現在、昨年12月末と比べ142.38トン減少。 - 貴金属市況=金と白金は共に上伸5月14日 15:1614日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は堅調。米長期金利が落ち着いてきたことや、米国のインフレ懸念を背景としたインフレヘッジとしての買いが値を支えた。現在のインフレ傾向が一過性のものか今後も続くのかが市場の焦点となるため、金を売る動きは手控えられ、目先は底固い値動きが見込まれる。
白金標準は上伸。株式市場の上伸を眺め、昨日の下落に対する買い戻しが入ったことで、上伸して取引を終えた。また、来週は17日に英精錬大手のジョンソン・マッセイから白金系貴金属の市場レポートが公開される予定であり、需給環境の変化が注目される。 - SPDRゴールド・シェアの現物保有量、2週連続の増加5月14日 10:13ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年5月13日現在で前週比4.95トン増加の1024.28トンと、2週連続の増加。
5月7日に前日比5.82トン増加の1025.15トンと、4月13日(1026.07トン)以来約1カ月ぶりの高水準となった。その後は横ばい状況が続いたが、13日に同0.87トンと小幅減少した。
12日発表された4月の米消費者物価指数が前年同月比4.2%上昇と、市場予想の3.6%上昇を上回り、12年7カ月ぶりの大幅な伸びを記録したことを受け、ニューヨーク金融市場ではインフレ懸念の強まりから債券が売られ、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが約1カ月ぶりに1.70%台に上昇。さらに外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に主要6通貨で構成されるドル指数が上昇したことが圧迫材料となった。
ただ、ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が、5月10日に取引時間中としては史上初となる3万5000ドルを突破した後、高値警戒感や米長期金利の上昇などで1500ドル超急落したことが、投資家のリスク選好姿勢を弱めた一方、安全資産とされる金には支援材料となった。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6420円〜6440円5月14日 09:14金標準は堅調。好調な米国の経済指標を眺め、市場ではインフレ加速懸念が強まり、インフレヘッジとしての金の妙味が高まったことで、海外高を映した買いが入り、堅調に推移している。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は現在のインフレは景気回復に伴う一過性のものとの姿勢を崩していないため、全般的には様子見姿勢も強く、買い一巡後は伸び悩む展開となった。
金標準 4月限 6428円 +15 ドル円 109.53円 (09:15) - 13日のNY金は反発5月14日 08:23今朝のNY金は1820ドル台での取引。
13日のNY金は3営業日ぶりに反発。朝方発表された米週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回り新型コロナウイルス危機後の過去最低水準を更新。4月の米卸売物価指数の伸び率が市場予想を上回ったことを受けて、売りが優勢となる場面があった。しかし、米長期金利の指標である10年物米国債利回り低下による押し目買いに支えられた。 - 金ETFが減少5月14日 07:47ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月13日現在で前日比0.87トン減少の1024.28トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月13日現在、昨年12月末と比べ146.46トン減少。
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