金市況・ニュース
- 貴金属市況=金と白金は共に下落5月21日 15:3021日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金は共に下落。
金標準は下落。米労働省が20日に発表した5月15日までの1週間の新規失業保険申請件数は44万4000件と、前週の47万8000件から減少。市場予想の45万件を下回り、労働市場の改善が示されたことで投資家のリスク回避姿勢が後退する一方、安全資産とされる金は下落した。また、米長期金利の指標である10年物米国債利回りの下落を受け、円高ドル安が進行したことも、国内市場が売られる要因となった。
白金標準は軟調。外国為替市場での円高をみた売りに押され、下落して取引を終えた。 - SPDRゴールド・シェアの現物保有量、1カ月半ぶりの高水準5月21日 11:20ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年5月20日現在で前週比12.81トン増加の1037.09トン。
5月14日に前日比4.08トン増加、17日に同7.57トン増加した後、19日に同4.66トン減少したが、20日に同5.82トン増加し、3月31日(1037.50トン)以来1カ月半ぶりの高水準となった。
今週は暗号資産(仮想通貨)の価格が急落。今年3月中旬に6万ドルを突破していた代表的なビットコイン(BTC)価格が5月19日に4万ドルの大台を割り込み、下落率が一時20%を超えた。
米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が5月12日、ビットコイン決済によるテスラ車の購入を一時停止すると表明。さらに、中国の金融業界団体が18日、金融機関による暗号資産関連サービスの提供を禁止する規制策を発表したことが下押し圧力となった。インフレヘッジとしての金の地位を脅かすとされているビットコインの急落は、金の見直し買いにつながり、金ETFにも投資資金が流入したことが予想される。 - 金標準は軟調、日中予想価格帯は6550円〜6580円5月21日 09:09金標準は軟調。最新週の新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、労働市場の改善を示す内容となったことが、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策の早期縮小観測を強めた。また、米長期金利の低下を背景に対主要国通貨でのドル安ドル高が進行、外国為替市場での円高をみた売りに圧迫されて、マイナス圏で推移している。
金標準 4月限 6564円 -11 ドル円 108.85円 (09:12) - 20日のNY金、小幅続伸5月21日 08:23今朝のNY金は1870ドル台での取引。
20日のNY金は小幅ながら6営業日続伸。朝方発表された5月の米フィラデルフィア連銀・製造業景況指数が31.5と市場予想の43.0を下回ったことを受け、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.63%に低下。また、外国為替市場では米長期金利の低下を背景にドル安・ユーロ高が進行したことが支援材料となった。 - 金ETFが増加5月21日 07:53ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月20日現在で前日比5.82トン増加の1037.09トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月20日現在、昨年12月末と比べ133.65トン減少。 - 貴金属市況=金は上伸、白金は下落5月20日 15:1920日の大阪取引所の貴金属市場は、金が上伸、白金は下落。
金標準は堅調。19日に公表された4月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、量的緩和縮小(テーパリング)に向けた議論を進める可能性が示唆されたことに上値を押さえられたものの、海外高と円安をみた買いに支えられ、プラス圏で取引を終えた。暗号資産(仮想通貨)ビットコインの急落を受け、流出した資金が安全資産とされる金へと流入した。
白金標準は下落。米株価下落を受け、ドル建てニューヨーク白金相場が下落した流れを映し、国内市場も下落して取引を終えた。 - 金標準は軟調、日中予想価格帯は6540円〜6560円5月20日 09:07金標準は軟調。暗号資産(仮想通貨)ビットコインの急落を受け、安全資産として金は買われて一時上伸。しかし、19日に公表された4月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、量的緩和縮小(テーパリング)に向けた議論を進める可能性が示唆されたことが弱材料となり反落した。
金標準 4月限 6550円 -12 ドル円 109.21円 (09:05) - 19日のNY金、清算値確定後に値を消す5月20日 08:31今朝のNY金は1860ドル台後半から1870ドル台前半での取引。
19日のNY金は朝方、インフレ懸念や為替のドル安・ユーロ高に加え、金のインフレヘッジとしての地位を脅かすともされていた暗号資産(仮想通貨)ビットコインの急落が買い材料となり上昇。中心限月の期近6月限は一時、前日比23.30ドル高の1891.30ドルと、中心限月の継続足としては1月8日(1915.20ドル)以来約4カ月半ぶりの高値を付けた。
しかし、清算値(終値)確定後に公表された4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、複数の参加者が景気が急回復すれば量的緩和の縮小に向けた議論を「今後開く会合のある時点で始めることが適切」との認識を示したことが明らかとなった。これを受けて、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.69%に上昇し、為替がドル高・ユーロ安に振れたことで売られマイナス圏に沈み、期近6月限は前日比6ドル安の1862ドルまで下落した。 - 金ETF、1週間ぶりの減少5月20日 07:54ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月19日現在で前日比4.66トン減少の1031.27トンと、5月13日以来1週間ぶりの減少。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月19日現在、昨年12月末と比べ139.47トン減少。 - 貴金属市況=金と白金は共に下落5月19日 15:3519日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は軟調。欧州での経済活動正常化期待を背景に、対ユーロでのドル安が進行。ドル建てニューヨーク金に割安感からの買いが入り上伸。海外高を映した買いと円高をみた売りが交錯する中、小幅安で取引を終えた。好調な米経済指標を眺め、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策の早期縮小を行うのではないかとの懸念が市場に台頭していることが相場の圧迫材料となった。
白金標準は下落。海外安と円高をみた売りに圧迫され、軒並み下落して取引を終えた。 - 金標準は軟調、日中予想価格帯は6530円〜6560円5月19日 09:16金標準は軟調。海外高を映した買いと円高をみた売りが交錯する中、売りが優勢となり、軟調に推移している。ただ、米国のインフレを懸念する動きが市場で強まっていることや、19日に4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて下げ幅も限られ、目先の安値は買い拾われる動きが見込まれる。
金標準 4月限 6545円 -21 ドル円 108.89円 (09:15) - 18日のNY金は4営業日続伸5月19日 08:22今朝のNY金は1860ドル台後半から1870ドル台前半での取引。
18日のNY金は4営業日続伸。朝方発表された4月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことがドル売り材料となる一方、欧州での経済活動正常化期待がユーロ買い材料視され、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金は割安感から買われ上昇し、中心限月の期近6月限は1875.90ドルの高値を付けた。 - 貴金属市況=金と白金は共に上伸5月18日 15:2518日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は上伸。海外高を映した買いが入り堅調に推移。米長期金利の上昇一服をみた買いや、新型コロナウイルス禍からの景気回復や巨額の財政出動などに伴う米国のインフレ加速への懸念から、インフレヘッジとしての買いが入り値を伸ばした。
白金標準は上伸。調整主導の動きの中、プラス圏で取引を終えた。世界的な景気回復に伴う自動車触媒需要の増加観測や、パラジウムの上伸になびいた買いなどが値を支えた。 - 2021年の世界パラジウム需給、供給不足量が増加する見通し=JM社5月18日 14:32◆2021年のパラジウム需給:前年から供給不足が拡大する見通し
◆2021年の南アフリカ共和国:鉱山生産高が大幅に回復
◆2021年の自動車触媒需要は増加、リサイクル回収量も増加する見通し
2021年の世界のパラジウム需給は25.8トンの供給不足予想。世界的な環境規制の強化に伴うガソリン自動車への装填量の増加や、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により減少していた自動車生産台数が回復することで、自動車触媒需要が増加すると考えられ、21年の自動車触媒需要は前年比10%増の293.7トンが見込まれる。
また、中国の過酸化水素生産者による非常に強力な投資により、産業用需要も増加。一方、パラジウム価格の上昇により、自動車スクラップからのパラジウム回収量が大幅に増加すると考えられ、リサイクル回収量は前年比14%増の111.0トンと予想される。
また、21年の世界のパラジウム需要合計は前年比11%増の346.7トン。パンデミック後の自動車生産台数の回復、欧米のガソリン車への負荷の増加、化学部門での消費量の増加などが要因。
一方、21年の鉱山生産高は10%増の209.9トン。南アフリカ共和国のパラジウム生産が回復したが、ロシアのノリリスク・ニッケル(ノリニッケル)社の鉱山が水没した事故の影響により、19年(221.0トン)の水準までは回復しないと見られている。
パラジウムの産業構造は、需要が供給よりも速く増加しているため、市場の供給不足は今後も拡大すると予想される。
また、2021年第1四半期のパラジウム価格は史上最高値の水準で推移しており、産業界や自動車メーカーは、パラジウムの使用量を減少させる努力を行うことで対応している。この活動は実を結び始めており、米国、メキシコ、インドなど、幾つかの主要市場でパラジウムの代替として白金の含有量を増やした排ガス除去装置のシェアが増加するならば、パラジウムの含有量は低下すると予想される。
また、中国では「国6」の環境基準に適合するために以前からガソリン車の触媒のPGM含有量の削減を研究しており、現在利用し始めている白金含有触媒の普及により、2021年に中国のガソリン車の平均パラジウム含有量が少なくとも10%減少すると予想されている。 - 2021年の世界白金需給、供給過剰に転じる見通し=JM社5月18日 14:29◆2021年の白金需給見通し:供給過剰へ転じる
◆2021年の白金需要見通し:自動車触媒需要が増加する一方、投資需要が減少 ◆2021年の白金供給見通し:南アの鉱山生産量が回復
2021年の世界白金需給見通しは、自動車の排ガス除去装置の触媒に用いられる消費量が増加する一方、投資需要が大幅に減少することで、2020年の20.8トンの供給不足から19.1トンの供給過剰に転じる見通し。
2020年の白金の投資需要は31.8トン。主に、日本の個人投資家が店頭で購入した白金を裏付けとした上場投資信託(ETF)や、白金地金の購入が増加した。投資家が2019年の米中貿易戦争や2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、安全資産として金を購入した流れに支えられた。同時に2015年から2020年3月にかけてドル建て白金価格が下落したことも、白金の投資需要を押し上げた。
白金は、短期的には環境規制の強化により自動車の排ガス除去装置の触媒需要が増加すると考えられることや、中・長期的にも水素燃料電池の触媒として用いられるため、将来的には投資需要の回復が見込まれる。しかし、20年3月以降はドル建て白金価格が上昇。白金の小売価格が1年足らずに約2倍の価格となり、投資家の利益確定の売りなどが入ったため、白金の投資需要も減少した。2021年の白金の投資需要は9.6トンと減少が予想されている。
2021年の白金の自動車需要は90.5トンと20年の71.2トンから大幅に増加し、19年と同水準まで回復すると予想される。白金の自動車需要は、白金を多く用いるディーゼル車の市場シェアが減少しているにも関わらず、自動車触媒に用いられる白金系貴金属(PGM)の需要全体に占める割合が増加している。ディーゼル車の白金使用量は世界的な生産量に応じて増加するが、パンデミック前のレベルを少なくとも10%下回っている。しかし、2021年にはガソリン自動車に用いられるパラジウムの一部を白金で代替する動きが強まることが、白金需要の増加に寄与すると考えられる。
中国の国内自動車メーカーはこの傾向の最前線にいる。中国の企業はPGMの価格に非常に敏感であり、新しいテクノロジーの実装に関しては、国際的な自動車ブランドよりも機敏であるように見える。中国の適合手順に対する最近の変更により、新しい触媒配合物をより迅速に認証できるようになり、代替プロセスが容易になった。 - 金標準は堅調、日中予想価格帯は6550円〜6580円5月18日 09:14金標準は堅調。海外高を映した買いが入り、堅調に推移している。米長期金利の上昇一服が支援材料。また、市場関係者からは、暗号資産(仮想通貨)ビットコインから流出した資金が、金へ流入したのではないかとの指摘も聞かれた。仮想通貨は金に代わる価値の貯蔵手段になるのではないかとの議論もあるが、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が16日、ツイッターでテスラの保有する仮想通貨の売却などを示唆したことを受け、ビットコイン価格は不安定な動きが続いた後に下落した。
金標準 4月限 6566円 +46 ドル円 109.23円 (09:14) - 17日のNY金は3営業日続伸5月18日 08:28今朝のNY金は1860ドル台での取引。
17日のNY金は3営業日続伸。外国為替市場では米長期金利の上昇一服を受けてドル安・ユーロ高で推移し、ドル建てで取引される金は割安感から買われた。また、新型コロナウイルス禍からの景気回復や巨額の財政出動などに伴う米国のインフレ加速への懸念が根強く、インフレヘッジ目的としても金は買われた。
中心限月の期近6月限は一時、前週末比31.20ドル高の1869.30ドルと、中心限月の継続足で2月1日(1876ドル)以来3カ月半ぶりの高値を付けた。 - 金ETF、2営業日連続の増加5月18日 07:57ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5月17日現在で前日比7.57トン増加の1035.93トンと2営業日連続で増加し、3月31日(1037.50トン)以来1カ月半ぶりの高水準。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月17日現在、昨年12月末と比べ134.81トン減少。 - 2021年の白金需給は供給不足予想―WPIC5月17日 16:48白金業界団体ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)が5月17日に公表した2021年第1四半期および2021年通年の白金需給見通しによると、21年通年での需給バランスは4.92トンの供給不足となり、3年連続での供給不足予想。前回3月の予想(1.87トンの供給不足)よりも、供給不足幅は拡大した。自動車のリサイクル供給が減少する一方、工業用需要が増加すると予想されたことが要因。21年通年の白金供給は前年比約16%増の245.18トン、需要は同5%増の250.10トンの見通しとなった。
WPICによると、2021年第1四半期の白金供給は60.66トンとなり、20年第4四半期と比べ増加。南アフリカ共和国やロシアからの供給が回復した。21年第1四半期の白金需要は61.25トン。半導体不足や一部地域の都市封鎖(ロックダウン)などによる自動車生産台数の減少により、21年第1四半期の白金の触媒需要は20年第4四半期と比べて減少した。しかし、今後の自動車生産台数の回復や世界的な排ガス規制の強化を背景に、21年通年では大きく増加し、白金の自動車用需要は世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大(パンデミック)前の水準を超えると予想されている。また、自動車の排ガス除去装置の触媒におけるパラジウムやロジウムとの代替需要が期待される他、水素燃料電池の触媒に白金が用いられることが、白金の投資需要を支えると考えられる。
また、宝飾需要の回復も大きい。2021年第1四半期の宝飾需要は前年同期比22%増。特に、中国(55%増、2トン)、インド(35%増、0.2トン)、北米(14%増、0.3トン)での加工需要が増加。2021年通年では宝飾需要が前年度8.7%増の61.53トンとなり、2019年の水準(65.29トン)に近づくと予想される。 - NY金、1850ドルの節目を突破5月17日 15:265月17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場はアジア時間帯での取引で上昇。中心限月の期近6月限は一時、前日比17.50ドル高の1855.60ドル(日本時間5月17日15時15分現在)と、1850ドルの節目を突破している。
5月14日発表された米経済指標で、4月の小売売上高と鉱工業生産指数、5月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値がいずれも市場予想を下回ったことを受け、インフレ懸念が後退する中、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.62%台まで低下し、金利を生まない資産である金の強材料となった。また、アジアの市場関係者によると、インド、シンガポール、台湾などのアジア太平洋地域での新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる不安から、安全資産としての金需要が高まっている。
今週は米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演や、日本時間20日午前3時公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月27〜28日開催)で、金融政策の手掛かりやインフレ高進をめぐる発言に注目が集まりそうだ。また、14日の米経済指標が概ね低調となったことから、今週発表される経済指標も注目される。
※ 当社提供のs情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。