金市況・ニュース
- 30日のNY金は急反発、米新規失業保険申請件数の増加などを受け10月1日 09:0130日のNY金は急反発。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比34.1ドル高の1757.00ドルとなった。
米労働省が30日に発表した9月25日までの1週間の新規失業保険申請件数が前週比1万1000件増の36万2000件となり、3週連続で増加。市場予想の33万5000件を上回ったことで、米労働市場の回復に対する懸念が強まりを背景に安全資産としての買いが入った他、先日までの下落に対する反動で値頃感からの買いが入り、大幅に反発した。また、中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)懸念や中国各地で工場の一時停止を引き起こしている電力不足などを巡る思惑なども支援材料視されている。
なお、米議会上下両院が10月1日から始まる2022会計年度の一部資金を手当するつなぎ予算案を可決。12月3日までの予算を手当てする内容で、政府機関の一部が閉鎖に追い込まれる事態は当面回避された。 - 29日のNY金は続落、米国の量的緩和縮小の年内開始観測を背景に9月30日 09:0929日のNY金は続落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比14.60ドル安の1722.90ドルとなった。
米連邦準備理事会(FRB)が11月に量的緩和の縮小(テーパリング)を開始し、来年末にも利上げを実施するとの期待感を背景に、対主要国通貨でのドル高が進行。主要6通貨に対するドル指数は一時、2020年9月以来の高値94.435をつけたことで、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り続落した。また、米議会の債務上限引き上げを巡る攻防に注目が集まる中、米国債に対する売りが減速したものの、米長期金利の指標となる米10年債利回りが依然として高止まりしていることも、金利を生まない資産である金の価格を下押し、ドル建てNY金は終値ベースでは今年3月31日(1715.60ドル)以来、約半年ぶりの安値圏に値を沈めた。 - 28日のNY金は下落、米長期金利の上昇やドル高が弱材料9月29日 09:0528日のNY金は下落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比14.50ドル安の1737.50ドルとなった。
米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和縮小(テーパリング)の開始が11月にも発表されるとの観測を背景に、米国債利回りはほぼ全ての年限で上昇すると、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。
また、28日の米上院公聴会において、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長とイエレン米財務長官が証言。米債務上限が引き上げられず、そのために米国が債務不履行(デフォルト)に陥れば、壊滅的な影響が及ぶと警告。米債務上限引き上げを巡る懸念が深まる中、米株式市場が急落したことで、金を売って損失を補う動きが強まり、NY金は中心限月としては8月10日(終値1731.70ドル)以来、7週間ぶりの安値水準となった。 - 28日の金ETFは小幅減少9月29日 08:48ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月28日時点で前日比3.2トン減の990.03トン。2020年4月8日(988.63トン)以来、5か月ぶりの低水準となっている。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月28日現在、昨年12月末と比べ180.71トン減少している。 - 27日のNY金は小幅高、パウエル米FRB議長の議会証言を控え9月28日 08:5527日のNY金は小幅高。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比0.30ドル高の1752.0ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の量的緩和の縮小(テーパリング)開始見通しや米利上げ開始時期の前倒し観測などを受け、米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。最近の米経済指標が堅調なこともあり、対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は一時下落。その後は、中国不動産大手、中国恒大集団の経営危機を巡る懸念を背景に、安全資産としての買いが入り値を戻したが、全般的に弱含みの展開となった。
また、28日にはパウエル米FRB議長の議会証言やイエレン米財務長官の議会証言を控え、今後の金融政策に関する新たな手掛かりが得られるか発言内容が注目されていることも、市場の様子見姿勢を強めている。 - 27日の金ETFは減少9月28日 08:31ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月27日時点で前日比3.2トン減の990.32トンと、2020年4月8日(988.63トン)以来、5か月ぶりの低水準となった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月27日現在、昨年12月末と比べ180.42トン減少している。 - 24日のNY金は上伸、中国恒大集団を巡る懸念を背景に9月27日 08:4324日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比1.90ドル高の1751.70ドル。
中国不動産大手、中国恒大集団の経営危機を巡る懸念から安全資産として買われて上伸した。しかし、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ11月にもテーパリング(量的緩和の縮小)に着手する可能性があることや、米国の利上げ開始時期の見通しが開始時期が2023年から22年に前倒しされ、米長期金利が上昇したことが、金利を生まない資産である金の弱材料となり、上値は押さえられた。 - 24日の金ETFは小幅増加9月27日 08:33ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月24日時点で前日比0.87トン増の993.52と、小幅に増加した。 また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月24日現在、昨年12月末と比べ177.22トン減少している。
- 23日のNY金は下落、米量的緩和の縮小開始見通しを受け9月24日 09:2823日のNY金は下落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比29.00ドル安の1749.80ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)は23日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、量的緩和の縮小(テーパリング)を早ければ11月にも開始する可能性があるとの見通しを示した。また、米FOMC参加者による、経済・政策金利見通しでは、テーパリング後の利上げ開始時期が2023年から22年に前倒しされたことも、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となり、NY金は4営業日ぶりに下落した。 - 23日の金ETF現物保有量は減少9月24日 09:16ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月23日時点で前日比8.14トン減少の992.65トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月23日現在、昨年12月末と比べ178.09トン減少している。 - 21日のNY金は上伸9月22日 08:4521日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比14.4ドル高の1778.2ドル。
中国不動産開発大手の中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)を起こせば、中国経済や金融システムに大きな悪影響を与える可能性があるとの懸念から、安全資産としての買いが入り金は上伸。ただ、22日(日本時間23日午前3時)に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明と最新の四半期経済予測、FOMC参加者による政策金利見通しの分布(ドットチャート)などの公表されるため投資家の様子見姿勢も強く、買い一巡後は上げ幅を削られる展開となった。 - 金ETFは減少9月22日 08:31ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月21日時点で前日比0.87トン減少の1000.79トンとなり、4営業日ぶりに減少した。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月21日現在、昨年12月末と比べ169.95トン減少している。 - 20日のNY金は上伸9月21日 08:5420日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比12.4ドル高の1763.8ドル。
中国不動産開発大手の中国恒大集団が過去に発行した社債の利払い日が9月下旬以降に集中するため、同社が債務不履行(デフォルト)を起こせば中国経済や金融システムに大きな悪影響を与える可能性があるとの懸念を背景に世界的に株価が下落。投資家のリスク回避姿勢が高まると共に、安全資産とされる金は買われて上伸した。 - 金ETFは増加9月21日 08:33ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月17日時点で前日比1.74トン増加の1001.66トンとなり、1000トンの大台を回復した。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月17日現在、昨年12月末と比べ169.08トン減少している。 - 16日のNY金は下落9月17日 09:1416日のNY金は下落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比38.10ドル安の1756.70ドル。
米商務省の発表した8月の小売売上高が前月比0.7%増と、市場予想(0.8%減)に反して上昇したことを受け、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇。対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。また、来週21日、22日の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和縮小(テーパリング)の開始時期が発表されるとの観測も、金相場の弱材料となった。 - 金ETFは増加9月17日 08:55ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月15日時点で前日比1.46トン増加の999.92トンとなった。 また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月15日現在、昨年12月末と比べ170.82トン減少している。
- 金ETFは減少9月16日 08:56ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、9月15日時点で前日比1.75トン減少の998.46トンとなり、1000トンの大台を再度割り込んだ。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は9月15日現在、昨年12月末と比べ172.28トン減少している。 - 15日のNY金は下落9月16日 08:5115日のNY金は下落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比12.30ドル安の1794.80ドル。
米ニューヨーク連邦準備銀行が15日発表した9月のニューヨーク州製造業景況指数は34.3となり、前月(18.3)から大幅に上昇。市場予想の18.0を大幅に上回り、市場では米経済回復を背景とした米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和の縮小(テーパリング)への思惑が強まったことからNY金は売られて下落、昨日の上伸分の値を消し、1800ドルを割り込む展開となった。 - 14日のNY金は上伸9月15日 09:1314日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比12.80ドル高の1807.10ドル。
14日に米労働省が発表した8月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが前年同月比4.0%となり、7月の4.3%から鈍化し、市場予想(4.2%)も下回った。新型コロナウイルス危機からの急回復に伴う原材料の供給制約や人手不足による影響など物価の押し上げ要因が解消に向かっているかどうかについての、市場の見方が分かれる中で、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。 - 13日のNY金は上伸9月14日 09:0113日のNY金は上伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比2.3ドル高の1794.40ドル。
来週21日、22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和の縮小(テーパリング)開始時期に言及されるかが注目される中、米連邦準備制度理事会(FRB)の判断に影響を与えるインフレ指標のひとつとされる、米消費者物価指数(CPI)の発表を14日に控え、投資家の様子見姿勢が強まり、売り方の買戻し主導に値を戻し、一時1800ドル台を回復。しかし、その後は、外国為替市場で対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は上げ幅を削られた。
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