金市況・ニュース
- * 来週の主な予定6月18日 17:41・ 6月21日(月)
* ブラード・米セントルイス地区連銀総裁が講演
* カプラン・米ダラス地区連銀総裁がバーチャル会合に出席
・ 6月22日(火)
* 6月のユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
* 5月の米中古住宅販売件数
* メスター・米クリーブランド地区連銀総裁が講演
* デイリー・米サンフランシスコ地区連銀総裁が講演
* パウエル米FRB議長、新型コロナウイルス危機に関する米下院特別小委員会で証言
・ 6月23日(水)
* 6月のユーロ圏製造業PMI(購買担当者景況指数)・速報値
* 6月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景況指数)・速報値
* 今年第1四半期の米経常収支
* ボウマン・米FRB理事が講演
* 6月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)・速報値
* 5月の米新築住宅販売件数
* ボスティック・米アトランタ地区連銀総裁がウェビナーで講演
・ 6月24日(木)
* 6月のドイツIFO景況感指数
* 今年第1四半期の米国内総生産(GDP)・確定値
* 5月の米耐久財受注
* 米週間新規失業保険申請件数
* ハーカー・米フィラデルフィア地区連銀総裁がバーチャル会合で講演
* ボスティック・米アトランタ地区連銀総裁がバーチャル会合で講演
* ウィリアムズ・米ニューヨーク連銀総裁がバーチャル形式の討論会に参加
* 欧州連合(EU)首脳会議(25日まで)
* 大阪ゴムRSS3号6月限納会
・ 6月25日(金)
* 5月の米個人消費支出
* 5月の米個人所得
* 5月の米個人消費支出(PCE)物価指数(前年同月比)
* 5月の米個人消費支出(PCE)コア物価指数(前年同月比)
* 6月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値
* メスター・米クリーブランド地区連銀総裁が討論会に参加
* 大阪貴金属各6月限納会
* 東京石油製品各7月限納会
(注)上記の予定は予告なく変更される事があります。日付はすべて現地時間。 - 貴金属市況=金と白金が共に下落6月18日 17:2918日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は下落。海外安を映した売りが入り、軒並み下落して取引を終えた。先限が6300円の水準を維持したことで、ひとまず安値からは買い戻されたが米FRBによる金融緩和の縮小の開始時期を睨んだ動きとなるため、目先の上値は重い。来週22日にパウエル米FRB議長が公聴会の証言を予定しており、証言内容が注目される。
白金は下落。金の下落になびいた売りに圧迫され、軒並み下落して取引を終えた。 - 金ETF、米FOMC結果で投資資金流出が活発化する懸念6月18日 11:13ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2021年6月17日現在で前週比2.62トン減少の1041.99トン。
6月11日〜15日まで横ばい状況が続いた後、16日に前日比1.17トン増加したが、17日には同3.79トン減少。
今週は米連邦準備制度理事会(FRB)が6月15〜16日開催した連邦公開市場委員会(FOMC)に、市場関係者の注目が集まっていた。結果はFOMC参加者の政策金利見通しで、ゼロ金利の解除時期が3月会合の2024年以降から23年に繰り上がり、利上げ回数は1回から23年に2回となった。また、パウエル米FRB議長が会見で、量的緩和縮小については議論の開始に向けて検討していく姿勢を示した。
市場では米FOMC結果について「タカ派的」と受け止められ、外国為替市場ではドルが対主要通貨で買われ上昇。主要6通貨で構成されるドル指数は6月17日の終値で91.889と、4月12日(92.138)以来2カ月ぶりの高値を付けた。
米FOMCのタカ派的な結果により、ドル相場の上昇基調が継続するようだと、「SPDRゴールド・シェア」からの投資資金流出が活発化することが懸念される。 - 金標準は下落、日中予想価格帯は6280円〜6310円6月18日 09:18金標準は下落。米連邦準備理事会(FRB)当局者の最新の金利予想(ドットチャート)で、利上げ時期の見通しが2024年から2023年に前倒しされたことから、米FRBが8月にジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウムで金融緩和の縮小(テーパリング)の計画を発表するのではないかとの見方や、年末にから年明けにテーパリングを開始するとの思惑が強まったことで、買い方の手じまい売りやテクニカルの売りが入り、金は暴落した。
売り一巡後は、安値から買い戻されて下げ幅を縮小したが、市場の混乱を受けて積極的な買いは見送られており、今の6300円の水準を維持できるかが注目される。
金標準 4月限 6300円 -153 ドル円 110.25円 (09:10) - 17日のNY金が急落6月18日 08:25今朝のNY金は1770ドル台での取引。
17日のNY金は急落し、1800ドルの節目を割り込んだ。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で参加者の政策金利見通しが公表され、利上げ時期の予想が前倒しされた。また、量的緩和縮小に関する討議を開始したことも明らかになったことを受けて、為替のドル高が進行しドル建てで取引される金は割高感から売られた。
中心限月の期近8月限は一時、前日比93.50ドル(5.02%)安の1767.90ドルと、5月3日(1765.60ドル)以来1カ月半ぶりの安値を付けた。 - 金ETFが減少6月18日 07:55ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、6月17日現在で前日比3.79トン減少の1041.99トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は6月17日現在、昨年12月末と比べ128.75トン減少。 - 貴金属市況=金と白金が共に下落6月17日 17:1917日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は下落。清算値確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通しで、利上げ時期が3月時点の2024年以降から2023年に前倒しされたことや、米FOMC後の記者会見ではパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、量的緩和の縮小(テーパリング)の開始時期を巡る討議を始めたことを表明したことが、市場では米FOMC結果が「タカ派的」と受けとめられ、米長期金利の上昇や対主要国通貨でのドル高が進行したことから、金は急落した。
白金は下落。米FOMC結果を受けた売りに下押され、軒並み下落して取引を終えた。 - 6月米FOMC:米利上げ時期が前倒し、量的緩和の縮小に向けた検討に入る6月17日 11:31米連邦準備制度理事会(FRB)が6月15〜16日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。政策策金利を年0〜0.25%に据え置き、量的緩和策で米国債などを買い入れるペースを月額1200億ドル(約13兆円)で維持することを全会一致で決定。
米FOMC後に公表された参加者18人による政策金利見通しでは、過半数の13人が2023年末までに1回以上の利上げを見込んだ。3月会合からは6人増え、「2回利上げ」する想定を示した。22年中の利上げ想定も3月会合の4人から7人に増え、景気過熱リスクに警戒感が広がっていることを映し出した。
また、パウエル米FRB議長はFOMC後の記者会見で「夏から秋に強い雇用拡大を見込んでいる」と景気の先行きに自信を表明。新型コロナウイルス危機を受けて導入した量的緩和策の縮小に着手するための条件達成に向け「一段と大きく前進するまでは遠いが、景気の改善は続く」とし、今後の会合で具体策を議論すると説明した。
6月16日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場は、清算値(終値に相当)後に公表された米FOMC結果が売り材料となり急落。中心限月の期近8月限は一時、前日比52ドル(2.8%)安の1804.40ドルと、中心限月の継続足で5月6日(1781.80ドル)以来1カ月半ぶりの安値を付けた。
米FOMC参加者の政策金利見通しで利上げ時期が従来の2024年以降から2023年に前倒しされ、「2回利上げ」の想定が示された。さらに、パウエル議長が「量的金融緩和策の縮小について議論を始めた」と明らかにするなど、市場にとっては想定以上のタカ派的な内容となり、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.594%に上昇。金は保有しても金利収入が得られない資産であるため、金利上昇により相対的な魅力が低下し売り材料となった。また、外国為替市場ではドルが対主要通貨で買われ上昇、主要6通貨で構成されるドル指数が一時91.402と5月5日(91.436)以来1カ月半ぶりの高値を付けたことにより、ドル建てで取引される金に割高感が生じたことも売り材料。
NY金は16日の急落で200日移動平均線(6月16日現在:1844ドル付近)を割り込んだことから、次の下値のめどは100日移動平均線(同:1797ドル付近)の水準になることが予想される。また、今後は米FRBから量的緩和の縮小の方針がいつ示されるかが注目され、最短では8月下旬の米西部ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムで発表されるとの見方がある。 - 金標準は下落、日中予想価格帯は6450円〜6480円6月17日 09:33金標準は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表された参加者による金利見通しでは、半数以上が23年に少なくとも2回の0.25%ポイントの利上げを予想。23年の利上げは1回と見込んでいた市場参加者にとって、タカ派的なサプライズとなった。また、米FOMC後の記者会見ではパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、量的緩和の縮小(テーパリング)の開始時期を巡る討議を始めたことを表明。対主要国通貨でのドル高進行を受け、ドル建てNY金には割高感からの売りも入り急落した。
金標準 4月限 6475円 -102 ドル円 110.74円 (09:10) - 16日のNY金、米FOMC結果を受け急落6月17日 08:36今朝のNY金は1810ドルでの取引。
16日のNY金の清算値(終値)は前日比5.00ドル高の1861.40ドルと4営業日ぶりに反発。しかし、清算値確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通しで、利上げ時期が3月時点の2024年以降から2023年に前倒しされた。さらに、米FOMC後の会見で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「量的金融緩和策の縮小について議論を始めた」と明らかにした。市場では米FOMC結果が「タカ派的」内容と受け止められ、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.5940%に上昇し、ドルが対ユーロで1カ月半ぶりの高値水準となったことで、金は売りが先行した。
中心限月の期近8月限は一時、前日比52ドル(2.8%)安の1804.40ドルと、中心限月の継続足で5月6日(1781.80ドル)以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。 - 金ETFが増加6月17日 07:57ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、6月16日現在で前日比1.17トン増加の1045.78トン。
なお、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は6月16日現在、昨年12月末と比べ124.96トン減少。 - 貴金属市況=金と白金が共に下落6月16日 15:3616日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は軟調。16日(日本時間17日午前3時)に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策の縮小に向けた議論を示唆するのではないかとの警戒感から売りが入り下落。ただ、全般的に様子見姿勢も強く、売り一巡後は時間外の電子取引でドル建てNY金が買い戻された流れを映し、下げ幅を縮小して取引を終えた。
白金標準は下落。新規材料に乏しい中、玉次第の動きとなった。世界的な半導体不足に伴う自動車触媒需要の減少懸念が相場を圧迫し、目先は上値の重い展開が見込まれる。 - 金標準は下落、日中予想価格帯は6560円〜6590円6月16日 10:51金標準は下落。5月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.8%上昇と前月から伸びが加速し、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明後の記者会見で、量的金融緩和策の縮小開始に向けた議論の開始が示される可能性があるのではないかとの警戒感が強まった。また、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの上伸も、金が売られる要因となった。
金標準 4月限 6570円 -35 ドル円 110.09円 (09:10) - 15日のNY金は3営業日続落6月16日 10:44今朝のNY金は1860ドル台前半での取引。
15日のNY金は3営業日続落。市場の関心が15日から始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まる中、朝方発表された5月の米卸売物価指数の全体、エネルギーと食料品を除いたコア指数ともに過去最大の伸びを記録したことを受け、量的金融緩和策の縮小開始が示唆される可能性が警戒され、売りが先行。中心限月の期近8月限は一時、前日比12.90ドル安の1853ドルの安値を付けた。 - 貴金属市況=金と白金が共に上伸6月15日 15:3115日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に上伸。
金標準は堅調。昨日の下落に対する買い戻しや、円安をみた買いが入り、上伸して取引を終えた。ただ、15〜16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明や米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見で、量的金融緩和策の縮小開始が示唆される可能性などが警戒されるため上値も限られた。
白金標準は上伸。世界的な株式市場の上伸や、金の上伸になびいた買いが入り、上伸して取引を終えた。 - 金標準は上伸、日中予想価格帯は6580円〜6620円6月15日 09:06金標準は上伸。昨日の急落に対する買い戻し主導に値を戻し、プラス圏で推移している。市場のインフレ警戒感や金融安定への懸念が支援材料となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、量的緩和の縮小を巡る議論を開始する可能性があるとして、全般的に様子見姿勢が強く、目先は現在の値位置でのもち合いが見込まれる。
金標準 4月限 6602円 +27 ドル円 110.06円 (09:05) - 14日のNY金は続落6月15日 08:28今朝のNY金は1860ドル台後半での取引。
14日のNY金は続落。15〜16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明や米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見で、量的金融緩和策の縮小開始が示唆される可能性が警戒され売りが先行。また、長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.50%に上昇したことも金利を生まない資産である金には弱材料となった。
中心限月の期近8月限は一時、前週末比33.90ドル安の1845.70ドルと、5月17日(1841.10ドル)以来1カ月ぶりの安値を付けた。ただ、売り一巡後は押し目買いなどが入り、1860ドル台まで値を戻した。 - 貴金属市況=金と白金が共に下落6月14日 17:1414日の大阪取引所の貴金属市場は、金と白金が共に下落。
金標準は下落。海外安を映した売りが入り、急落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、調整主導の売りに圧迫された。また、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの上昇も、「無国籍通貨」である金にとっては弱材料となったとの指摘も聞かれた。
白金標準は下落。海外安を映した買いが入り、軒並み下落して取引を終えた。 - CFTC建玉報告:円/ドル、ユーロ/ドル(6月8日時点)6月14日 12:33期間中の円(対ドル)は軟調。3日、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した5月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が97万8000人増と、2020年6月以来の大幅な伸びだった。また、新規週間失業保険申請件数も38万5000件とコロナ感染拡大以降で初めて40万件を下回り、労働市場改善への期待感から、一時、円売りドル買いが進行した。しかし、4日発表の米雇用統計の非農業部門就業者数は前月比55万9000人増と、市場予想67万5000人を下回る結果となったことがサプライズとなり、ドルが売り戻され、週ベースでは小幅な円安ドル高に留まった。
- CFTC建玉報告:NY金(6月8日時点)6月14日 12:32期間中のNY金は下落。4日に発表された5月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数は前月比55万9000人増と底堅い伸びだったが、市場予想の65万人には届かなかった。米雇用統計が市場予想よりも弱い内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和の早期縮小懸念が後退。また、イエレン米財務長官は6日、バイデン大統領が掲げる総額4兆ドル規模の歳出計画について、行き過ぎたインフレを招くほどではないと強調。結果として金利上昇につながったとしても、社会的にも米FRBとしてもプラスと指摘したことで、インフレヘッジとしての金需要も後退。期間後の10日にインフレ指数となる米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、買いが手控えられる中、対主要国通貨でのドル高を受け、ドル建てNY金は下落した。
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