金市況・ニュース
- 23日のNY金は上伸、対ユーロでのドル安が支援材料5月24日 08:5523日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比5.7ドル高の1847.8ドルとなった。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日のプログ投稿で、7月に利上げを開始し9月末までにマイナス金利を脱却する公算が大きいとの見方を示した。これを受け、対ユーロでのドル安が進行、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。また、インフレ高進に対し米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的に利上げを行うことで景気が悪化するのではないかとの懸念も根強く、安全資産としての買いにも支えられた。 - 23日の金ETFは増加、現物保有量は1068.07トン5月24日 08:35ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、23日時点で前日比4.64トン増の1068.07トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月23日現在、昨年12月末と比べ92.41トン増加している。 - 20日のNY金は堅調、米景気減速懸念を背景に5月23日 08:5420日のNY金は堅調。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比0.9ドル高の1845.1ドルとなった。
世界的なインフレの影響による米企業の業績悪化への懸念から米株価や米国債利回りが下落。投資家のリスク回避姿勢が強まると共に、安全資産として金は買われて上伸した。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締め姿勢が経済成長の足枷になるとの懸念も支援材料。ただ、対ユーロでのドル高が進行したことが、ドル建てNY金の上値を押さえた他、25日に5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えることも市場の調整ムードを強め、ほぼ横ばいの値動きに留まった。 - 20日の金ETFは増加、現物保有量は1063.43トン5月23日 08:37ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、20日時点で前日比7.25トン増の1063.43トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月20日現在、昨年12月末と比べ87.77トン増加している。 - 19日のNY金は上伸、対ユーロでのドル安やインフレ懸念などを受け5月20日 09:0119日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比25.3ドル高の1841.2ドルとなった。
欧州中央銀行(ECB)が19日に公開した4月開催分のECB理事会の議事要旨の内容を受け、高インフレに対応するため、ECBは7月にも利上げに踏み切るとの見方が強まったことでユーロ買いドル売りが進行、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。中国の上海市が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)を6月に解除する方針を示したことで原油相場が上昇し、エネルギー需要の回復によるインフレが世界経済や企業業績に及ぼす悪影響への懸念が強まったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が強硬な利上げを実施することで景気後退(リセッション)を招く可能性があるとの懸念などを背景に、金へは逃避資金が流入している。 - 19日の金ETFは増加、現物保有量は1056.18トン5月20日 08:34ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、19日時点で前日比6.97トン増の1056.18トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月19日現在、昨年12月末と比べ80.52トン増加している。 - 18日のNY金は下落、対主要国通貨でのドル高を受け5月19日 08:4818日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比3.0ドル安の1815.9ドルとなった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを実施する可能性があるとの観測から対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが先行して下落した。ただ、売り一巡後は、米住宅関連指標の悪化を受け、米FRBの積極的な金融引き締めにより米経済が減速する可能性があるとの見方や、インフレが企業収益や米経済の重荷になるとの懸念などから、米株式や米長期金利が下落。安全資産とされる金は買い戻され、下げ幅を縮小した。 - 17日のNY金は上伸、ECBの年内利上げ観測を背景とした対ユーロでのドル安を受け5月18日 08:5817日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比4.9ドル高の1818.9ドルとなった。
欧州中央銀行(ECB)による年内利上げ観測を背景に対ユーロでのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は17日、インフレが明らかに減速するまで金融引き締めを続けると表明。米FRBが今後も利上げを実施するとの見通しが金利を生まない資産である金の上値を押さえ、NY金の上げ幅は限られた。
ECB理事会メンバーのオランダ中銀総裁は17日、インフレ率が過度に高いため、第4四半期の利上げが現実的との考えを示すと共に、インフレ次第で利上げ幅を拡大する可能性も排除しない考えを示した。これに先立ち、欧州連合(EU)欧州委員会は16日に発表した経済予測で、2022年が6.1%と2月時点の予想(3.5%)から大幅に引き上げ、ロシアが天然ガス供給を突然停止すれば、更に3%押し上げられるとの試算を示している。 - 17日の金ETFは減少、現物保有量は1049.21トン5月18日 08:39ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、17日時点で前日比4.07トン減の1049.21トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月17日現在、昨年12月末と比べ73.55トン増加している。 - 16日のNY金は上伸、中国経済の後退懸念や米長期金利の下落など手掛かりに5月17日 08:3316日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比5.8ドル高の1814.0ドルとなった。
中国国家統計局が16日発表した4月の鉱工業生産は前年比2.9%減と3月の5.0%増から大幅に落ち込むと共に市場予想の0.4%増を下回り、4月の小売売上高は前年比11.1%減と3月の3.5%減から下げ幅は拡大すると共に市場予想の6.1%減も下回った。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で供給網が著しく混乱し、第2四半期の同国経済が縮小するのではないかとの懸念が浮上。また、米ニューヨーク州製造業景況指数も予想外のマイナスなり、米中の経済指標の悪化を受けて景気の先行きに警戒感が強まる中、米長期金利が低下。金利を生まない資産である金は買われて上伸した。 - 16日の金ETFは減少、現物保有量は1053.28トン5月17日 08:15ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、16日時点で前日比2.61トン減の1053.28トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月16日現在、昨年12月末と比べ77.62トン増加している。 - 13日のNY金は下落、一時1800ドル台を割り込む5月16日 08:5813日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比16.4ドル安の1808.2ドルとなった。
原油価格の下落に食料品や他の製品の価格上昇が相殺され、労働省が発表した4月の米輸入価格が前月比で横ばいとなった。先日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)と米卸売物価指数(PPI)も上昇が鈍化しており、米国のインフレが緩和しつつあるとの見方が強まる共に、インフレヘッジとしての金需要が後退。また、急速な米金融引き締めによる景気減速懸念が後退し、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇すると共に、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りに押され、一時1800ドルの大台を割り込む下落となった。売り一巡後は世界的なインフレ懸念を背景とした安値拾いの買いに支えられ下げ幅を縮小。1800ドル台を回復したが値を戻すには至らず、軟調に推移している。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12日、米公共ラジオとのインタビューで、労働市場が力強さを保った状態でのインフレ抑制の実現には多くの困難が伴うと認めると共に、その取り組みの過程には「ある程度の痛み」が生じるだろうと語った。また、0.75%の利上げに対しては積極的には検討しておらず、経済がほぼ予想通りに推移して場合は、今後2回の会合で0.5%の追加利上げが適切との見解を示した。 - 13日の金ETFは減少、現物保有量は1055.89トン5月16日 08:37ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、13日時点で前日比4.93トン減の1055.89トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月13日現在、昨年12月末と比べ80.23トン増加している。 - 12日のNY金は下落、対主要国通貨でのドル高を受け5月13日 08:4012日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比29.1ドル高の1824.6ドルとなった。
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ高進に対して積極的に金融政策の引き締めや利上げを実施するとの見方から、多国籍通貨との金利差を意識したドル買いが進行。ドル建てNY金は割高感からの売りに押されて下落した。米FRBによる金利上昇が世界の経済成長を鈍化させるとの懸念から安全資産としてドルが選好された。
イエレン米財務長官は12日、下院金融サービス委員会の公聴会で、米FRBはリセッション(景気後退)を引き起こすことなくインフレを引き下げることができるとの考えを示しているが、米国以外の国への影響については言及していない。また、中国の景気悪化が欧州経済に波及するとの見方からもユーロ売りドル買いが進行した。 - 12日の金ETFは減少、現物保有量は1060.82トン5月13日 08:27ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、12日時点で前日比5.80トン減の1,060.82トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月12日現在、昨年12月末と比べ85.16トン増加している。 - 11日のNY金は上伸、ドル安やインフレ圧力の継続見通しなど背景に5月12日 08:5811日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比12.7ドル高の1853.7ドルとなった。
米労働省が11日に発表した4月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.3%上昇となり、市場予想(同8.1%上昇)を上回った。ただ、前月(同8.5%上昇)よりも伸びが鈍化していたため市場の反応が割れ、インフレ圧力の強さを背景とした米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースの加速観測から、発表直後は対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は一時1830.6ドルまで下落した。
しかし、売り一巡後は、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の早期利上げに前向きとも取れる発言を受けドルが対ユーロで軟化したことや、米CPIの伸びは鈍化したが高インフレは当面続く可能性が高いとの見方などを手掛かりに金は買い戻された。
ラガルドECB総裁は11日の講演で、ECBは第3四半期初めに資産購入プログラムを終了する可能性が高く、初回の利上げは純資産購入の終了から「しばらく」後となるが、その期間は「数週間」後になるかもしれないとの見解を示した。また、ロシア産天然ガスの欧州への供給が減少したことや中国のエネルギー需要減少観測の後退を受けて原油価格が上昇したことが、エネルギー価格上昇によるインフレ圧力の継続見通しを強めている。 - 11日の金ETFは減少、現物保有量は1066.62トン5月12日 08:27ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、11日時点で前日比2.03トン減の1066.62トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月11日現在、昨年12月末と比べ90.96トン増加している。 - 10日のNY金は下落、米FRBの利上げ観測や中国の景気後退懸念など受け5月11日 08:4110日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比17.6ドル安の1841.0ドルとなった。
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のために今後も利上げを積極的に行うとの見方が、金利を生まない資産である金の弱材料。4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を11日(日本時間11日21時30分)に控えることや、対主要国通貨でのドル高進行も整理売り圧力を強めた。
また、世界最大の金消費国である中国の景気後退懸念も相場の圧迫材料。中国は新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施しているロックダウン(都市封鎖)により、中国税関総署が9日発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年同月比3.9%増となり、前月の14.7%増から大幅に鈍化した。中国は伝統的に金が選好され、個人の購入が金の需要を支えるため、同国経済の後退は金の需要の減少見通しを強めることになる。 - 10日の金ETFは減少、現物保有量は1068.65トン5月11日 08:20ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、10日時点で前日比7.25トン減の1068.65トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5月10日現在、昨年12月末と比べ92.99トン増加している。 - 9日のNY金は下落、ドル高や米金利上昇を受け5月10日 09:279日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比24.2ドル安の1858.6ドルとなった。
米連邦準備理事会(FRB)が積極的にインフレを抑制して行くとの見方から米国債利回りが上昇し、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は、割高感からの売りや、金利の上昇により保有することの機会費用が上昇することを嫌気した売りなどが入り下落した。また、11日(日本時間11日21時30分)に発表予定の4月の米消費者物価指数(CPI)の市場予想が前年同月比8.1%上昇と、前回の8.5%の伸びから鈍化するとみられていることも積極的な買いが手控えられる要因となった。
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