金市況・ニュース
- 9日のNY金は堅調、米CPI発表を控えた調整主導の動き8月10日 08:579日のNY金は堅調。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比7.1ドル高の1812.3ドルとなった。
10日に7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて全般的に様子見姿勢が強まる中、対ユーロでのドル安を受け、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。市場予想では、米CPIは前年同月比8.7%上昇となり、前月の9.1%上昇から伸び率が縮小すると予想されている。インフレ圧力が後退すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げ観測が後退するため、短期的には金利を生まない資産である金にとっての支援材料となる。 - 8日のNY金は上伸、対主要国通貨でのドル安などを受け8月9日 08:528日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比14.0ドル高の1805.2ドルとなった。
中国人民解放軍が8日、台湾周辺の空域と海域で新たに軍事演習を行うと発表。地政学的リスクの高まりから、安全資産として金は買われて上伸。米雇用統計や中国の貿易統計が堅調だったことで、NY金は下落していたが、対主要国通貨でのドル安を受けた割安感からの買いや、10日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた買戻しなどが入り上昇した。 - 5日のNY金は下落、良好な米雇用統計などを受け8月8日 08:355日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比15.7ドル安の1791.2ドルとなった。
米労働省が5日発表した7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比52万8000人増と市場予想(25万人増)を大幅に上回り、2か月連続で拡大。米労働市場の回復が示されたため、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを行うことで景気後退(リセッション)に陥るとの懸念が後退すると共に、米FRBがインフレ抑制のために今後も利上げを継続するとの観測が強まり、米長期金利が上昇すると共に対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りや利益確定の売りなどが入り下落した。 - 5日の金ETFは減少、現物保有量は999.16トン8月8日 08:28ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、5日時点で前日比1.16トン減の999.16トンとなり、1月20日(980.86トン)以来、約8か月ぶりに1000トンの大台を割り込んだ。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は5日現在、昨年12月末と比べ23.50トン増加している。 - 4日のNY金は上伸、米中関係やインフレへの懸念の高まりなどを背景に8月5日 09:024日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比30.5ドル高の1806.9ドルとなった。
ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国の習近平政権は4日、予告通り台湾付近で軍事演習を開始。台湾海峡で過去最大規模の軍事訓練を行い、周辺海域に複数のミサイルを発射。また、ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアとの戦争終結支援を求めるために中国と協議する機会を模索していると明らかにしており、今後の米中関係の懸念から安全資産として金は買われて上伸した。
イングランド銀行(英中央銀行)は4日の金融政策委員会(MPC)で0.50%の利上げを決定したが、景気後退(リセッション)のリスクを警告。世界的なインフレ懸念が一段と高まったことや、7月の米雇用統計の発表を5日に控え、雇用関連指標が低調だったことも金の支援要因となった。 - 4日の金ETFは減少、現物保有量は1000.32トン8月5日 08:28ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4日時点で前日比0.33トン減の1000.32トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は25日現在、昨年12月末と比べ24.66トン増加している。 - 3日のNY金は下落、良好な米経済指標を受け8月4日 08:413日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比13.3ドル安の1776.4ドルとなった。
米供給管理協会(ISM)が3日発表した7月の非製造業総合指数(NMI)が56.7となり、事前予想(53.5)に反して前月の55.3から上昇。米経済が景気後退に陥っていないという見方や米連邦準備理事会(FRB)高官らによるタカ派的な発言を支持する内容となったことで、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。 - 3日の金ETFは増加、現物保有量は1000.65トン8月4日 08:28ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、3日時点で前日比2.32トン減の1000.65トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は25日現在、昨年12月末と比べ24.99トン増加している。 - 2日のNY金は堅調、一時1800ドル高を回復8月3日 08:392日のNY金は堅調、中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比2.0ドル高の1789.7ドルとなった。
ペロシ米下院議長の台湾訪問による米中の緊張感の一段の高まりから投資家のリスク回避姿勢が強まると共に、安全資産としての買いが入り金は上伸。一時1800ドル台を回復した。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが積極的な利上げを継続する可能性を示唆するタカ派的な発言を行ったことで、米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇し、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りや利益確定の売りなどに押されて反落する展開となった。 - 2日の金ETFは減少、現物保有量は1005.87トン8月3日 08:25ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2日時点で前日比2.90トン減の1002.97トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は25日現在、昨年12月末と比べ27.31トン増加している。 - 1日のNY金は上伸、米国の景気後退懸念を背景に8月2日 08:271日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比5.9ドル高の1787.7ドルとなった。
米供給管理協会(ISM)が1日に発表した7月の製造業景気指数は52.8と6月の53.0から低下。米GDP(国内総生産)が2期連続でマイナス成長となり、米国の景気後退懸念が高まる中での低調な経済指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的に利上げを行うとの観測が後退。米長期金利が下落すると共に対主要国通貨でのドル安が進行する一方、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。 - 29日のNY金は上伸、米積極利上げ観測を巡る思惑から上下動8月1日 08:5229日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.6ドル高の1781.8ドルとなった。
米商務省が29日発表した6月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月比1.0%、PCE価格指数は1.0%上昇し、2005年9月以来の大きさとなった。また、米労働省が発表した2022年第2四半期(4月−6月期)の雇用コスト指数も市場予想を上回り、インフレの高止まりを反映する内容となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げに対する警戒感から米長期金利が上昇し、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は一時下落した。しかし、売り一巡後は急速な米利上げへの警戒感が後退し、米長期金利やドルが反落する中で、金は買い戻された。 - 29日の金ETFは増加、現物保有量は1005.87トン8月1日 08:22ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、29日時点で前日比0.58トン増の1005.87トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は25日現在、昨年12月末と比べ30.21トン増加している。 - 28日のNY金は上伸、米GDPが2四半期連続でマイナス成長7月29日 09:0328日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比31.70ドル高の1769.20ドルとなった。
ドイツのインフレ加速や低調な米GDP(国内総生産)速報値を受け、世界的な景気後退(リセッション)懸念が強まる一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極利上げ観測が後退したことが支援材料となり、NY金は上伸。また、対主要国通貨でのドル安進行を受け、ドル建てNY金は割安感からの買いも入り値を伸ばした。
ドイツ連邦統計庁が28日発表した7月の欧州連合(EU)基準(HICP)の消費者物価指数(CPI)の速報値は前年同月比8.5%上昇と、前月の8.2%から加速。市場予想の8.1%上昇を上回った。また、米商務省が28日発表した2022年第2四半期(4−6月)の実質GDP(国内総生産)速報値は年率換算で前期比0.9%減と、前期の1.6%減より下げ幅を縮小したが、2四半期連続でのマイナス成長となった。
2四半期連続のマイナス成長は一般に「テクニカル・リセッション(技術的な景気後退)」と呼ばれ、機械的に景気後退局面とみなされる。ただ、景気後退かどうかの正式な判定は今後、全米経済研究所(NBER)が行うため、今回は景気後退とみなされない可能性もある。 - 27日のNY金は堅調、米FOMC声明発表後に上伸7月28日 08:4327日のNY金は堅調。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比1.4ドル高の1719.1ドルとなった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控えた玉整理主導の動きの中、堅調に推移。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.75%の利上げを決定したことで、米FRBの積極利上げ観測が後退。金利のつかない資産である金は買い戻され、清算値確定後の時間外取引の指標8月物は1730ドル台で推移している。 - 26日のNY金は軟調、ロシア産ガスの供給の縮小を背景としたユーロ安ドル高を受け7月27日 08:3926日のNY金は軟調。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比1.4ドル安の1717.7ドルとなった。
ロシアからの天然ガス供給の縮小を受け、欧州連合(EU)が26日、来年3月まで天然ガス消費を過去5年平均に比べ15%減らすことで合意。欧州経済の減速懸念が高まると共に、対ユーロでのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。ただ、国際通貨基金(IMF)が26日に公表した最新の世界経済見通しで、今年と来年の世界経済成長予測を下方修正。インフレの悪化で長期のインフレ期待が定着し金融政策が一段と引き締められる可能性があるとしており、安全資産としての買いやインフレヘッジとしての買いなどに支えられ、下げ幅は限られた。 - 25日のNY金は下落、米FOMCを控えた調整主導の売り7月26日 09:0825日のNY金は下落。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比8.3ドル安の1719.1ドルとなった。
26日、27日両日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.75%の利上げを行うとの見方から、玉整理主導の売りが入り下落。また、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムは25日、タービン1基を修理を理由に追加的に停止するため、「ノルドストリーム1」経由でのドイツ向けガス供給を供給能力の20%にまで縮小すると発表。エネルギー不足によるユーロ圏の経済活動の減速懸念を背景に、外国為替市場でユーロ売りドル買いが進行したことも、ドル建てNY金の上値を圧迫した。 - 25日の金ETFは減少、現物保有量は1005.29トン7月26日 08:45ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、25日時点で前日比0.58トン減の1005.29 トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は25日現在、昨年12月末と比べ29.63トン増加している。 - 22日のNY金は上伸、世界的な景気減速懸念を背景に7月25日 08:4022日のNY金は上伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比14.0ドル高の1727.4ドルとなった。
米S&Pグローバルが22日に発表した7月のユーロ圏と米国両国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は共に、景気拡大・縮小の節目となる50を下回り、世界的な景気減速への警戒感から米長期金利が下落する一方、金利を生まない資産である金は見直しの買いが入り上伸。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の1.0%の引き上げを実施するとの観測が後退したことや、対主要国通貨でのドル安が進行したことも、ドル建てNY金が買われる要因となった。 - 21日のNY金は上伸、ECBの大幅利上げを受け7月22日 09:1121日のNY金は上伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比13.2ドル高の1713.4ドルとなった。
欧州中央銀行(ECB)は21日の定例理事会で、政策金利を0.50%引き上げることを決定。外国為替市場ではユーロ買いドル売りが進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸。ECBの大幅利上げを受けた景気後退(リセッション)への懸念から、金は安全資産としての買いにも支えられた。
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