金市況・ニュース
- 13日のNY金は上伸、インフレ圧力の高まりを背景に4月14日 08:5613日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比8.60ドル高の1984.70ドルとなった。
ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナとの停戦協議が行き詰ったと言及し、合意に達しない限りは侵攻を継続する意思を表明。また、米労働省が13日発表した3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、市場予想(1.1%)を上回った。また、前年同月比でも11.2%上昇と過去最大を更新。安全資産としての買いやインフレヘッジとしての買いが入り上伸した。
14日に欧州中央銀行(ECB)理事会の開催を控え、今回のECB理事会での大きな政策変更は予定されていないが、欧州地域のインフレ圧力が高まる中、年後半までの利上げが予想されており、今回の理事会でECBが金融引き締め姿勢をどこまで打ち出すかが注目されている。 - 13日の金ETFは増加、現物保有量は1104.42トン4月14日 08:35ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月13日時点で前日比11.32トン増の1104.42トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月13日現在、昨年12月末と比べ128.76トン増加している。 - 12日のNY金は上昇、米CPI発表後のドル安や原油高などを受け4月13日 08:4112日のNY金は上昇。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比27.90ドル高の1976.10ドルとなった。
米労働省が12日に発表した3月の米消費者物価異数(CPI)は前年同月比8.5%上昇。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視する、変動の大きい食品とエネルギーを除くCPIコア指数は、同6.5%上昇と市場予想(6.6%)を下回ると共に、前月比では0.3%上昇と、2月の0.5%上昇と比べ、上昇率が鈍化しており、市場ではインフレがピークを迎えたとの期待感から、米長期金利の指標となる10年債利回りが低下。米FRBが長期に渡り積極的な金融引き締めを実施するとの見方も後退し、外国為替市場では対ユーロでのドル高が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上昇した。
ロシア産原油の供給減を受けた需給ひっ迫懸念を背景に原油が上伸したことも、インフレヘッジとして買われる金の支援材料。また、14日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控える中、ECBによる年内利上げ観測の高まりが、金利差を意識してこれまで進んでいたドル買いユーロ安の流れに対する調整の動きを強めた。 - 12日の金ETFは増加、現物保有量は1093.10トン4月13日 08:29ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月12日時点で前日比2.61トン増の1093.10トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月12日現在、昨年12月末と比べ117.44トン増加している。 - 11日のNY金は堅調、調整主導の動き4月12日 09:0511日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比2.60ドル高の1948.20ドルとなった。
ロシアのウクライナ侵攻の長期化を背景としたインフレ懸念が継続し、3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控えることで調整主導の動きの中、NY金は上伸した。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)のタカ派姿勢を織り込む一方で、副作用としての景気減速への懸念が台頭していることで全般的に方向感を探る展開となった。 - 8日のNY金は上伸、インフレヘッジとして買われる4月11日 08:498日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比7.80ドル高の1945.60ドルとなった。
西欧諸国によるロシア制裁の長期化に伴う商品価格の上昇を背景としたインフレ圧力の継続見通しから、インフレヘッジとして金は買われて上伸。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極化するとの見方から米長期金利が上昇したことは通常であれば弱材料だが、それによりインフレを抑制できるのかに不透明感があることから影響は限られた。12日に3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えることも市場の様子見姿勢を強めている。 - 8日の金ETFは増加、現物保有量は1090.49トン4月11日 08:19ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月8日時点で前日比3.19トン増の1090.49トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月8日現在、昨年12月末と比べ114.83トン増加している。 - 7日のNY金は上伸、欧米中銀の金融引き締めを巡る思惑から4月8日 09:067日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比14.70ドル高の1937.80ドルとなった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が6日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、保有資産を最大で月950億ドル圧縮する案で「おおむね合意」していたことが示され、投資家のリスク選好姿勢が後退。アジアや欧州の株式市場が下落する一方、安全資産とされる金は買いが入り上伸した。また、欧州中央銀行(ECB)が7日公表した3月10日の理事会の議事要旨で、当局者が景気刺激策の解除に前向きな姿勢を示しており、欧州の景気後退リスクへの懸念が高まったことも金が買われた要因。市場では、高インフレ抑制のために欧米中銀の金融引き締めを実施することが、新型コロナの世界的流行(パンデミック)からの景気回復に水を差すのではないかとの警戒感が台頭している。 - 6日のNY金は軟調、米FRBにより利上げペースの加速観測を背景に4月7日 08:486日のNY金は軟調。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比4.40ドル安の1923.10ドルとなった。
欧米によるロシアへの経済制裁の強化がインフレ圧力を強めるとの見方から安値では買い拾われたものの、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のために積極的に利上げや金融緩和の縮小を実施するとの観測を背景とした売りや、対主要国通貨でのドル高をみた割高感からの売りなどが入り、ドル建てNY金は軟化した。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)が6日に公表した3月15日、16日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、ロシアのウクライナ侵攻を理由に3月の米FOMCでの0.5%の利上げは見送られ、0.25%の引き上げに留められたことが示された。米FOMC議事録の内容は米FRBが今後は積極的に利上げを実施するとの観測を強めたが、既に5日のブレイナード理事など米FRB高官らのタカ派的な発言を織り込んでいたため市場への影響は限られた。 - 5日のNY金は軟調、米FRBの早期バランスシート縮小観測を受け4月6日 08:515日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比6.50ドル安の1927.50ドルとなった。
欧米がロシアへの追加経済制裁の実施を発表したことで、安全資産として金は買われて一時上伸。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らのタカ派的な発言を受け、米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇し、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りなどに押されて反落した。
米FRBのブレイナード理事は5日、ミネアポリス連銀での会議でインフレ抑制のために、系統的な利上げとバランスシートの急速な縮小を実施、インフレやインフレ期待を示す数値によって正当化されれば「より強い行動をとる用意がある」とした。また、カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁やサンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁らがバランスシートの早期縮小に支持を表明したことも、米FRBが早期にバランスシート縮小を実施し、金融政策の引き締めを急ぐ可能性があるとの市場の見方を強めている。 - 5日の金ETFは減少、現物保有量は1087.30トン4月6日 08:23ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月5日時点で前日比2.68トン減の1087.30トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月5日現在、昨年12月末と比べ111.64トン増加している。 - 4日のNY金は上伸、ロシアへの制裁強化への思惑から4月5日 08:584日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比10.30ドル高の1934.00ドルとなった。
ロシア軍が撤退したウクライナ首都キエフ近郊で民間人の遺体が多数見つかり、ロシア軍による虐殺との国際的非難が高まると共に、西側諸国はロシアへの追加経済制裁を実施するとの見方が強まったことや、ロシアとウクライナの停戦期待が後退。また、欧州連合(EU)がロシアへの非難声明を発表し、同国産エネルギー資源への依存低減を主張する声が上がる中で、ユーロ圏経済の下押し警戒感からリスク回避ムードが拡大。安全資産として金は買われて上伸した。ただ、外国為替市場では対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りに上値を押さえられ、上げ幅は限られた。 - 4日の金ETFは減少、現物保有量は1089.98トン4月5日 08:35ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月4日時点で前日比1.75トン減の1089.98トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月4日現在、昨年12月末と比べ114.32トン増加している。 - 1日のNY金は下落、好調な米雇用統計や原油安などを受け4月4日 08:551日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比30.30ドル安の1923.70ドルとなった。
米労働省が1日に発表した3月の米雇用統計では、失業率は3.6%と、前月から0.2ポイント改善。景気動向を映す非農業部門の就業者数は前月比43万1000人増と市場予想(49万人増程度)を下回ったが、過去2カ月分が上方修正され、労働市場の堅調が示された。発表を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて利上げペースを速めるとの見方が強まったことが、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となり、NY金は下落。フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、米FRBが今後3回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.50%ずつ引き上げるとの見方が示唆された。また、国際エネルギー機関(IEA)が1日、加盟国が石油備蓄を協調放出する方針を決定したことを受けた原油安を眺め、高インフレ定着への懸念が後退したこともインフレヘッジとして買われていた金が売られる要因となった。 - 1日の金ETFは減少、現物保有量は1091.73トン4月4日 08:38ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、4月1日時点で前日比0.29トン減の1091.73トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は4月1日現在、昨年12月末と比べ116.07トン増加している。 - 31日のNY金は上伸、米PCE物価指数の上昇など受け4月1日 09:0231日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比15.00ドル高の1954.00ドルとなった。
米商務省が31日に発表した2月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比6.4%上昇し、前月の6.0%から加速。食品とエネルギーを除いたコアPCE指数も、前年同月比5.4%上昇し、前月の5.2%から伸びが加速したことで、インフレヘッジとしての金需要から金は上伸した。ただ、米政府が31日、戦略石油備蓄(SPR)から今後6カ月間で1日当たり100万バレルを放出すると発表したことで、資源国通貨が軒並み下落する一方、ドルは対主要国通貨で上昇したため、清算値確定後のドル建てNY金は割高感からの売りが入り、上げ幅を縮小している。 - 30日のNY金は上昇、停戦交渉の進展期待の後退やドル安を受け3月31日 08:3530日のNY金は上昇。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比21.00ドル高の1939.00ドルとなった。
ロシアとウクライナの停戦交渉進展への期待感が後退し、安全資産としての需要から金は買われて上伸。また、欧州地域のインフレ高進を受け、欧州中央銀行(ECB)が早期の利上げを余儀なくされるとの見方が強まり、対ユーロでのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いも入り上伸した。 - 29日のNY金は下落、ロシアとウクライナの停戦交渉の進展期待などで3月30日 08:4229日のNY金は下落。指標限月4月物の清算値(終値)は前日比27.60ドル安の1912.20ドルとなった。
ロシア国防省は29日、ウクライナの首都キエフと北部チェルニヒウ近郊における軍事活動を縮小すると発表。停戦交渉進展への期待感から投資家心理が改善すると共に、安全資産とされる金は下落し、一時1トロイオンス=1900ドルの大台を割り込んだ。ただ、ロシアのウクライナ侵攻後、欧州のインフレが加速する中で、欧州中央銀行(ECB)による年内利上げを織り込む動きが強まったことや、交渉進展への期待感から外国為替市場ではユーロ高ドル安が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り下げ幅を縮小した。 - 29日の金ETFは減少、現物保有量は1091.44トン3月30日 08:22ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、3月29日時点で前日比1.74トン減の1091.44トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は3月29日現在、昨年12月末と比べ115.78トン増加している。 - 28日のNY金は下落、ドル高や原油安などを受け3月29日 08:4928日のNY金は下落。指標限月4月物の清算値(終値)は前日比14.40ドル安の1939.80ドルとなった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを実施するとの観測を背景に、米長期金利が上昇すると共に対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。また、中国の上海市が28日から事実上のロックダウン(都市封鎖)を実施し、中国のエネルギー需要を抑えるとの見方が強まったことや、29日から再開されるロシアとウクライナの停戦交渉への期待感から原油価格が下落。原油高を背景としたインフレ圧力が後退するとの思惑から、インフレヘッジとして買われていた金も売られて下落した。
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